手帳とコーヒーどうする?
そういえば、と忘れないうちに今夏のおいしかった記憶を書き留めておきたい。
コーヒー屋さんへ行くと、つい浅煎りのホットを頼みがちなのだけど、その日は子も一緒だった。
思春期に入り、自分の時間やその時々の行動にヤキモキしている感じがしたので、「頭痛がする」という呈で休ませて、二人でコーヒーを飲みに行ったのね。
からんからん、という懐かしい来店のベルを鳴らして入店し、窓際の席へ座る。
オーナーの奥さんが月替わりで出すソーダがまたかわいくて、おいしい。
これ、画像の左端に見える真っ青なシロップをあとからかけて飲むのだけど、本当にロマンチックてステキな演出だよね。
最後の一手間で色や形が変わるという演出は、飲食業界では珍しくもないのだろうけど、子にとってはいたくうれしかったようで、うつうつしていた表情が軽くなったような気がした。
私もそうだけど、どこまでも行ける! というテンションと、もう無理海の藻屑となるというテンションは地続きで何層にも重なり合っていくものだから、ながながと正論を突きつけても面白くないよね。
ただ、そんな時にコーヒー屋さんで飲んだちょっと特別なソーダだったり、ならんで歩いた道だったり、というのが子の記憶の中で残ってくれたらいいなぁと思う。
ちなみに私はオレンジジュースとコーヒーを半々に割ったオレンジコーヒーを頼んだ。
こちらもかなりおいしかった。