【子どもの頃見た幼児番組】
私は、子どもの頃よりテレビっ子でした。幼稚園に入るまで、朝から夕方までテレビにかじりつきながら見ていたものです。午前中9時から教育テレビを見ていました。教育テレビとは、何じゃとおっしゃる方がいるでしょう。現在でいうE TVのことです。その教育テレビは、9時より幼児向けの番組が11時頃まで続いていたと思います。それを見るのが大のお気に入りの子どもでした。
そうそう11時からは、日本テレビで放映されていた「ロンパールーム」ということも、番組に教育番組から切り替え見ていました。
「ロンパールーム」は、子ども参加番組でした。もともとこの番組は、アメリカで放映されていたものをそのまま日本に持ってきたものでした。
そう言えば、確か棒の頭に馬の顔をつけた遊具にまたがり、スキップして遊ぶというものがありました。当時このような遊具は、日本にはそんなに出回っていないところからみると、やはり、アメリカライズしていた番組であったかもしれません。
司会、進行役は、若き日のまだ大学出たばかりのうつみみどりさんでした。お絵描き、運動の最後のコーナーは、子どもたちとみどり先生が牛乳、否、牛乳というよりもミルクと言ったほうが良いかもしれません。何しろ、アメリカンライズした番組ですから、牛乳と言うよりもミルク。
その子どもたちが飲んでいたミルク、テレビ越しに彼らと一緒に飲みたいという衝動に駆られたことは、一回や二回ではありません。そのコーナーになると毎回思ったものです。
うつみみどりさんは、その後「ゲバゲバ90分」という大橋巨泉と前田武彦が司会するバラエティ番組に起用され、タレントの地位を確たるものにすることとなりますが、この「ロンパールーム」では、本当の幼稚園の先生に徹していました。
この「ロンパールーム」の最後にみどり先生が手鏡を持ち、鏡といっても本当の鏡ではありません。鏡の部分が入っておらず、その手鏡をみどり先生の顔の前にかざしながら、「鏡よ。鏡よ。鏡さん。皆さんに会わせてくださいね。✖️✖️ちゃん、〇〇ちゃん、△△ちゃん」と呼びかけてくれる。子ども心にいつ自分の名前を呼ばれるか心驚かせながら見、実際「しゅうちゃん」と呼ばれる日には、その一日が薔薇色になって心境となりました。
その頃もワイドショーもあったはずですが、それと並行して幼児向けの「おはよう子どもショー」や「ピンポンパン」もありました。それなりに子どもの人口も多くこのような番組が成立できたのかもしれません。
できることなら、このような番組が今後新たに放映されれば良いと思いますが、そのためには、現在の少子高齢化社会から、もっと子どもが増えれば子ども向け(幼児向け)の番組も増えるのではないかと思います。
確かに、スカパーなどでは子ども向けチャンネルがあり、いろんな番組が企画されてますが、やはり子どもが増え地上波でも、放映されるようになることを期待しています。
ちなみに、「おはよう子どもショー」と言う子ども向けの番組も、「ロンパールーム」と同じ日本テレビが放映されており、「おはよう子どもショー」のキャラクターの縫いぐるみのロバくんに入っていたのが、その後うつみ宮土理さんと結婚する愛川欽也だったことは周知の事実です。