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日本語教室 N2学習と、日本人男性の家事参加
こんにちは。たまです。 先日の日本語教室。 今回は、N1受験を目指すニュージーランドの方を担当することになりました。先輩先生によると、この教室で初めてのN1受験者だとか。 先輩先生に「N2の復習からお願いします」と指示され、N2の文法テキストを開き、学習者さんに、どんなふうに勉強していきたいか簡単に質問してから始めました。日常会話は問題ないので、文法の細かいニュアンスの違いを説明したり、わからない言葉はスマホで調べたり、お互いに例文を作り合ったり、と、かなりフレキシブル。 こんな感じでちゃんと勉強になってるのかな~、とちょっと心配です。 ボランティアだし、どこまで手をかけたらいいかわからないなあ、と思いながら、それでも、短い時間ですが、少しでも、「わかった」を持ち帰ってもらえたら、という思いでやっています。 今回は、初めて日本語教師有資格者の方とお会いしました。 大学で日本語教育を専攻し、ボランティアで海外で教えた経験があるという方。若くて賢くてやる気があって・・・まぶしいです・・・。今は別の仕事をしているので、教室にはほとんど来られないらしいですが、日本語教育事情について情報交換できる相手と知り合えたのはうれしいことです。 学習のあとのお茶タイム。 この教室でたびたび話題になる、日本人の男性の家事参加について。 ニュージーランドでは、家事や育児、DIYなどをすすんでする男性を「キウイ・ハズバンド」というのだそうです。中国でも、家事をする男性のことを表す言葉があるとか(中国語で教えてくれたけど、聴き取れませんでした~)。そういう言葉があるように、NZや中国では、男性が家事育児をするのは普通のことなんですよね。 「で、日本では?『キウイ・ハズバンド』にあたる言葉はある?」 「ないよねえ」 「イクメンは?」 「本来女性がやることを、やってあげてるって感じがするよね」 「逆の意味の『亭主関白』ならあるけどね」 日本人と結婚した中国人女性の不満は、まさにここにあるようで、ちょくちょく愚痴を聞きます。残念ながら、この地域は、家父長制度がまだまだ人々の精神の中に根付いているんです・・・。女中みたいに働かされるとか、家事を全部ひとりでやらなければならないのはおかしい、とか。うんうん、わかります。でも、そのことに疑問を持たずに暮らしている日本人女性も多いんですよね。愚痴は言っても、仕方ない、と思っている様子。すべての女性が不本意な生き方を強制されることのない社会になることを切に願います。
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