見出し画像

季節の変わり目には温かいスープを

「インフルエンザや風邪や日々の生活で弱ってる人には、とにかく「熱いダシ」が効く。鍋に昆布とネギと白菜、人参、豆腐、鶏肉の塩振ったやつを入れて蓋して弱火でコトコト最低30分くらい煮込んだやつに、日本酒をジョボッていれて、器に取ってポン酢入れてダシを飲む。具はどうでもいい。ダシが効く。」

というツイートをしたら、ちょこっと評判が良かった。

立春(2月4日前後)から春分の日(3月20日前後)くらいまでは、冬の寒さと春の温かさがせめぎあう。「三寒四温」などと言うように、週のうちで寒い日と暖かい日が交互にやってくる。
これが実に体に悪い。ガラスのコップにお湯と冷水を交互に入れると割れることがあるように、人間の体も急激な温度変化に耐えきれず、病気をしたりギックリ腰などの突発的なケガをしやすくなる。
体力のない高齢者や長く臥せっている人などは、この時期に亡くなられたりすることもあるくらい。

季節の変わり目をどうやって耐えるか

んで、この時期にオススメなのが「熱いダシ飲んで体温めて寝る」ことなんじゃないかと、冒頭のツイートをしたら少しバズった。
食養生では根菜とか骨から取るダシには体を温める作用があるとされるんだけど、ツイッターってめんどくさいレシピを載せても誰もトライしてくれない気がするので、極力簡単においしく見栄えの良い品を作るためのレシピにしたのが「塩振った鶏肉と白菜と人参と豆腐を弱火で煮込む」というもの。
あえてポイントをあげるなら、弱火を守ってほしいです。強火にするとスープが濁るので、出来栄えが少し良くないし味も変わっちゃう。

これが美味しいなと思ってもらえたら、発展形として「鳥手羽中肉」で作ってもらうといいかも。手羽中は骨付きで「こん棒」みたいなビジュアルのお肉。安いけど食べにくいのでやや不人気だが、弱火でじっくり煮込むと非常に美味しいのでオススメ。

僕は塩振った手羽中を魚焼きグリルで8-9分くらい炙り焼きにしてから、圧力鍋で野菜や昆布と煮て作るスープが大好きです。
圧力鍋を使うと骨髄の中からすごく良いダシが出るし、骨際からコラーゲンも抽出されてお肌プルプルになるし、体を温める作用が上がります。

胃を消化に良いもので温めると、体に栄養が回りやすいし、春特有のボーっとした感じから抜け出すきっかけにもなると思います。
あと、これ飲んで「睡眠をしっかり取る」のが何より重要なので、そこんところ間違えないようにしてくださいね。

画像1

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?