『エアポート’75』 午後ローを予習する。

 本日の午後ローは『エアポート’75』。一九七四年のパニック映画。たぶん子どもの頃に見たと思うけど、まったく憶えていない。七〇年の『大空港』の続編とのこと。
 主演はチャールトン・ヘストン。共演は『爆走戦士ストライカー』のカレン・ブラック。他には『爆走戦士ストライカー』のジョージ・ケネディも出ている。どちらも代表作はこれじゃない。個人的に好きな作品を挙げさせていただきました。どうもはじめまして、僕はランス・ヘンリクセンの出演している映画は、全て名作だと信じて疑わない人間です。
 話を戻そう。そうそう、『エクソシスト』のリンダ・ブレアの名前もある。他にも名優多数出演。僕が知らないだけで、実際はオールスターキャストの娯楽大作である。
 七〇年代はパニック映画ブームとも言うべき流れがあり『ポセイドン・アドベンチャー』『大地震』『タワーリング・インフェルノ』など、名作が多数ある。どれも有名俳優を多数起用し、大がかりなセットで事故や災害を再現する大作ばかり。
 他にも動物系のパニック映画も流行っていた。たぶん『ジョーズ』が火つけ役になったのだろう。『ピラニア』や『グリズリー』など後続の作品も作られた。なかでも『殺人魚フライングキラー』はランス・ヘンリクセンが出演しているので名作である。
 上記のような七〇年代の作品は、劇場で見るというより、テレビの洋画劇場などで、見ることが多かった。そりゃそうだ、僕が生まれる前後ぐらいのものばかりである。眠い目をこすりながら、話の筋もよく理解せずに、こういった名作を鑑賞できたのは、それなりに贅沢なことだと思う。
 今ではすっかりこの手の番組も減ってしまった。洋画劇場といえば、映画解説をするおじさんやお姉さんが付きものだったが、それもまったく見かけなくなった。中学生ぐらいになると、深夜放送でマイナーな映画を見るのも好きだったなあ。
 そんな追憶と共に、楽しみにしよう。