『どら平太』午後ローを予習太。
本日の午後ローは『どら平太』。国民的に人気の高い猫型ロボットとは関係ない、痛快で豪快な時代劇。二〇〇〇年の作品。
監督は市川崑、主演は役所広司。四騎の会が共同執筆した脚本が数十年の時を経てようやく製作ということで当時話題になったよね。ならなかった?
これだけのビッグネームが監督脚本というだけあって、共演陣も凄まじい面子が勢揃いしている。俺がスタッフだったら胃に穴が空くと思う。
大滝秀治、菅原文太、宇崎竜童、石橋蓮司、石倉三郎、浅野ゆう子、岸田今日子、片岡鶴太郎、やばい、もっといる。すげえいる。津嘉山正種さんもいる。うじきつよしもいる。松重豊に本田博太郎もいる。キャストを見てるだけでワクワクしてくるってすごいことだよなあと感じたり。
以前に比べれば時代劇映画ってかなり数が減ったとは思うんですが、なかなかこれからも厳しい時代が続くのでしょうか。個人的には『里見八犬伝』やら『将軍家光の乱心 激突』とかでバリバリアクションがすごい時代劇を観て育ってしまったり、バラエティ的な『必殺』とかを観てきた世代だったりなもんですから、娯楽時代劇がもっと増えるといいよね、と思ったり。まあ制作側の都合とかもあって、なかなか難しいだろうなあと思ったり、まったり。
本作は役所広司演じるどら平太が五十人斬りするというのも売り。いやすごいよね、五十人って。ジェイソンだってなかなか一作でそんなに殺さないもんな。