『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 午後ローを予習する。

 本日の午後ローは『世界侵略:ロサンゼルス決戦』です。未見。アメリカ、ロサンゼルスを地球外生命体が侵略する、二〇一一年のSF映画。 
 出演は顎が立派な俳優アーロン・エッカート。丈夫そうな顎、かっこいい。そしてリアルに『ワイルドスピード』の常習犯ミシェル・ロドリゲス。かっこいい。あとマイケル・ペーニャの名前もある。好き。
 本作はリアルな軍隊や戦闘の描写が売りのようで、エイリアンを相手取った戦争映画とのこと。予算すごそう。いや、実際は知らないけど。
 この時期、アメリカはやたらとエイリアンの侵攻を受けていたようで、本作の前年には『スカイライン−征服−』、翌年には『バトルシップ』で散々な目に遭っていた。まあ日本はもっと大変だったけど。
 この手の映画だと、真っ先に『宇宙戦争』が思い浮かぶ。あとは『インデペンデンス・デイ』とか。テレビドラマだと『V』が懐かしい。どれもリメイクされたり、続編が作られたりしている。人気のジャンルなのだろう。
 その多くは偉大な『宇宙戦争』の筋を踏襲しているように思える。たいてい地球の軍隊はエイリアンの科学力の前に敗北し、劣勢に陥るが、なんだかんだあって意外な弱点によってエイリアンは撃退される。だが、こういったことは剽窃でもなければ模倣でもない。つまりは『宇宙戦争』という演目がすでに古典として完成されているということなのだろう。後に続くものは、その古典をどのように解釈するか、現代的なアレンジを加えるかという努力をしている。原点回帰するものもあれば、斬新な切り口を見せるものもあるかも知れない。
 さて本作はどうなっているのか、楽しみである。