『ニキータ』午後ローを予キータ。

 本日の午後ローは『ニキータ』。一九九〇年の作品。
 当時『グラン・ブルー』で注目を集めたリュック・ベッソン監督が、ハリウッドで『レオン』を撮るきっかけともなった作品が本作。
 警官殺しの罪で捕まった少女ニキータが、政府子飼いの暗殺者として訓練を受け、闇の世界に身を投じることに。ハードで暴力的で、それでいて切なく美しい愛のある世界観。すでにこの時、できあがっていたんじゃなあ。わしゃあ『レオン』の後に観たもんで、ああ、なるほどと思わされたもんじゃったわい。しみじみ。
 主演はアンヌ・パリロー。細身の体に、けっこうごつめの銃を振り回したりして、そのギャップが良かったんじゃよねえ。
 共演には、昨日に引き続き今週二度目の登場、チェッキー・カリョ。渋い。他には、ジャンヌ・モロー、ジャン=ユーグ・アンドラード。
 そんでもってジャン・レノも。いいよなあ。こういうのいいよなあ。
 思わず丸いサングラスわしも買っちゃったもんなあ。全然似合わないんだこれが。あれが似合う顔になりてえって思いましたよ、当時。
 その後もドラマやらでリメイク版が何回か作られていることから、本作の人気の高さがうかがえるよなあ。
 おすすめ。

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