『サイレント・ワールド2013』 午後ローを予習する。

 本日も、先週に引き続き、地球が危ないですよ。『サイレント・ワールド2013』です。タイトルの通り、二〇一三年の作品。未見。
 どこかで見かけたような作品タイトルに年号がついている段階で、アルバトロスっぽいなあと思ったら、やはりアルバトロスだった。
 今となってはすっかり少なくなってしまったが、レンタルビデオ店で、名作の隣に、よく似たタイトルのDVDが置かれているのを見たことはないだろうか。『アルマゲドン』の隣に『アルマゲドン2007』とか『トランスフォーマー』の隣に『トランスモーファー』とか……。他にもある『エクスペンダブルレディズ』『エイリアンVSエイリアン』『アトランティック・リム』等々。そしてそれらの販売元を確かめると、そこにはアルバトロスと書かれているはずだ。すでにこの手の作品群は、ひとつのジャンルを生み出している。パロディともまた違う、なにかこう、なんかあれだ。子どもの頃にガンダムによく似たプラモデルがいくつかあった。『ザ・アニメージ』とか『ガンガル』とか。それに近いものだと思う。愛すべき、コレじゃない感。
 こうした潮流を生み出しているのが、アサイラムとアルバトロスと言っても過言ではない。たぶん。大作に似せた映画を作る会社と、それを日本に配給する会社。このふたつががっちりとタッグを組んだ。その結果がこの有様である。やったね。
 しかし『ダ・ヴィンチ・トレジャー』は名作だと思う。ランス・ヘンリクセンが出ているので。
 本作とはまったく関係ない話が長くなったが、そういうことである。
 心して、楽しむとしよう。