『ファイナル・スコア』午後ローを予習スコア。
本日の午後ローは『ファイナル・スコア』。二〇一八年の作品。未見。
予告を観た感じだと、かなり面白そう。面白そうではあるんだ。頭空っぽの方が夢詰め込めるんだ。そうなんだ。ちゃら、へっちゃら。
じゃあなにが引っかかっているかっていうと、サッカースタジアム版の『ダイ・ハード』と紹介されているが、それだったらヴァンダムの『サドンデス』の方が近くねえかと。似たようなもんだろって言われればそうなんだけど、でも違うじゃん。『ダイハード』は舞台が高層ビルだし、奥さんが人質の中にいるけど、『サドンデス』はアイスホッケーのスタジアムで観客だった我が子が人質に取られるじゃん。それを考慮にいれると本作はたしかに『ダイハード』リスペクトかも知れないけれど『サドンデス』の亜流ってことになるんじゃないすかね。いやまあほんとどうでもいいことなんだけどさ。いや、でもさ。なんか『サドンデス』が世間的にはかなりアンダーレイテッドな評価を受けている気がして、ちょっと熱くなっちまったわけさ。
いかんいかん俺としたことが。クールに行こうぜ、クールにな。
ボコン!
さて、本作におけるマクレーン刑事にあたる役は元トッププロレスラーにしてWWE殿堂入りも果たしたデイブ・バウティスタが務める。元アメリカ海軍特殊部隊とかいう経歴はおまけのようなもので、はっきりと見た目からしてただもんじゃない。体格がまわりのエキストラ連中と比べても三まわりぐらい違う。敵役にはかなり体格の良い連中を揃えているんだろうけれど、バウティスタのでかさが目立つ。どうやってこの怪物を止めるのかって観客側がテロリストたちに肩入れしてしまわないか心配になる。そのぐらいでかい。そして死にそうにない。こんなヤツが観客に紛れてたら計画を中断しなきゃダメだろ。
共演にはピアース・ブロスナン。最近めっきり渋さが増して良い感じになったんじゃないだろうか。
それからレイ・スティーブンソンは今週放送された『三銃士王妃の〜』に引き続きの登場。最新作は今話題の『RRR』なのね。まだ観てないのよね。
そんなわけで『サドンデス』もよろしく。