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【同人コラム】作品をかけない時、スランプに陥った時どうすればいい?

かけない時って…あるよね…。


こんにちは、うちはまです。 今回は同人活動あるある「かけない時」について記事を書いてみようかと思います。

今回は特に個人的な感覚が強いこと、同人活動で収入を得ている方々にはあてはまらないことなので、あくまで趣味の範囲での同人活動のお話として書かせていただいております。


うちはまは二次創作活動では漫画を中心に描いて生きてきておりますが、ン十年続けてきて毎年何度もイベントに出る!といった活動はあまりしていません。
ハマった作品があるときはモリモリと落書きや漫画を量産し、お金が貯まったらイベントに参加し、熱が落ち着いたら描けなくなり…を何度も繰り返してきました。

そんなうちはまが、同人活動でスランプに陥った時やることはただひとつ。

かきてぇ〜!!ってなるまで何もしない!

なにもしない、というのは同人活動から遠ざかるというわけではありません。
普通に日常をおくり、好きな作品を読んだり新しい作品を摂取したり、たまにかきたくなった時に落書きしたり日記まんがを描いてみたり結局かかなかったり、そんな感じで年単位で生きるのもありなのですよ。

なんかこう、「何かを生み出さなければ」というプレッシャーを抱え、真っ白なキャンパスや原稿用紙を前に何もかきだすことができない辛さを毎日自分で生み出すのはかなりしんどかったんですよね。

(ちなみに、同人活動の話をする際に「かく」をひらがなで書いているのは、文字を書くことと絵を描くことを両方表現したいのでそうしています。)

先述した通り私は漫画を中心に描いておりまして、自分はハマったジャンルはぐわーーーーっっと描きたいものが溢れて、毎日描いても楽しい!というのが一年ほど続くと、ふっと力が抜けたように何も描けなくなるタイプでして。
あんなに毎日描けていたのに、どうして描けなくなったんだろう、好きな気持ちは変わらないのに…と毎回悩んでいました。
描けなくなっても嫌いになったわけではないし、むしろ今まで描いてきたジャンルは今でもずっと大好きなんですが、なぜか筆が乗らない。あんなに湧いて出てきた光景がまったくコマに現れてくれない。
描けないということが不誠実な気がして、描かないとジャンルに居てはいけないような気がして、焦って描こうとして描けなくて結局アカウントを消してしまう…そんなことを繰り返したりもしました。

ですが、そうしたスランプを繰り返してうちはまは思ったのです。

かけなくても死なねぇなと。


そりゃそう。
同人活動をするオタクにとって同人活動は日常生活。
しかし、別に作品をかかなくても、ネットにアップしなくても、死なないのである。
ごはんおいしい。空きれい。しごとだるだる。推しかわいかわい。
そうしてなにもかかない毎日を過ごしても時は流れ、ミスドの新作は出続け、気がつけばスタバのフラペチーノはイチゴの季節になり、松屋でシュクメルリが始まるのである。

とにもかくにも、趣味において「やらなければならない」というのはそのほとんどが自分で自分に課している状態が多いのです。
かかないと界隈から認められないのではないかとか、フォロワーさんが離れていくのではないかとか、そうした思い込みがプレッシャーとなり、「かかなければ」という重荷になっていく。

しかし、実際かかなくなると「もうかかないんですか💦」「◯◯さんの作品が見たいです」と言われるのも事実。
しかし、フォロワーや仲のいい人から「かかないんですか?」「本出さないんですか?」「⚪︎さんの▶︎くんが見たいです!」と言われようが、応える義務はないのです。
もちろん、そうした声かけをしてくる方々にもなんのギルティもないのです。
いや、ちょっとはギルティかもしれない。重荷になりかねませんから。気をつけたいですね…。


また、かかなくなると「もう愛がなくなったんですね」などと言われたり、わけわかんない毒マロが飛んできたり…正直、私も経験があります。
しかし、そこで罪悪感を持たなくてもいいのです。

そもそもそんなメッセージ送ってくる相手が10000000000000%ヤバいんだから!!

それに、かくことだけがジャンルへの愛情表現ではありません。
だってそうじゃないですか。

作品をかくことが愛がある行為で、かかないことが愛がないとしたら、

作品をかいていない読み手買い手の人たちはジャンルに愛はないってことになってしまいますよね。

そんなわけないじゃないですか。

作品を作らない=作品を好きじゃないなんてことはまったくない。

好きな作品を好きでいることは、なにかを作ったりかいたりすることのみにあらずなのです。


他人がどう思おうが、自分が作品を好きな気持ちが大なり小なりあれば作品を好きなことにかわりはない。

かけなくなったら、かく行為以外で推し作品を楽しめばいい。かきたくなる時はいつかやってくる。それが何日後か、何週間後か、何年後かはわからない。
また「うおおーーーかける!かけるぞー!!」となる日まで、やりたいことを楽しめればそれでいいのです。

腕が鈍ってしまわないように、たまにらくがきをしてみたり、SSを書いてみたり、それをネットにあげてもいいし、あげなくてもいい。
「かかなくてもいきていける」というけれど、やっぱりかきたい気持ちはなくならない人もいるでしょう。
作品を作る、ではなく、ミスドを新作を買うくらいの気持ちでぺよっと何かかいてみるのも息抜きになると思います。

「なにもしない」というのは、「何も生み出さず、ただ息をして創作活動を望む自分をころすこと」ではありません。
いつもの日常から“かくこと”や“つくること”を減らしてみることです。

スランプは創作活動をしている人にとっては雨のようなものです。
雨って意外とよく降るし、いずれは止むし、たまにうっすら降ってたりするじゃないですか。
雨が降ったら外で何もできないな…となるかもしれませんが、家でごろごろしたりYoutubeを観たり、気になっていた作品を読んだり作り置きのおかずを作ったり意外といろいろできるものです。

スランプは雨の日、そう思ったら、まぁ止むまで違うことしようかな。と思えたりするのではないでしょうか。

そんで、たまに「雨の日だけど気合い入れてテント立てて企画やってみるわ!!!!」と動けるときもあるかもしれません。

同人人(どうじんちゅ)をしていると、創作活動をすること=作品へのlove と思い込んでしまったりもしますが(私もそうだったので)、作品を作ったりなんだりする人の方が少ない世の中ですから、あまり気負わずに生きてゆけば良いかなと思うのですよ。




【今日のひとこと】
ミスドやスタバの新作ってチェックする割に意外と買わなかったりするので、いつも「くそーーー買えなかった…」と謎の敗北感を抱えています。
ただ、去年飲んだ大学芋フラペチーノがバチボコに美味しかったので、今年も復活しないかなーとわくわくしています。


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