日本語検定を受検してみた
こんにちは、ゆきたろです。
さっそく記事のネタが尽きてきたので、今回は過去に私が受けた検定試験について書いてみます。
といっても受けたのが7,8年くらい前なのでうろ覚えな部分も多いですが…
日本語検定とは?
日本語検定とは、特定非営利活動法人日本語検定委員会によって実施されている検定試験です。
これは外国人向けの日本語能力を試す試験ではなく、日本人向けの日本語の総合的な能力を試す試験です。日本語の語彙や文法、敬語などの深い知識や運用能力が問われます。
当時私は外国人の方に日本語を教える仕事をしていたため、日本語についてより理解を深めたいと思い受検しました。
日本人向けだから簡単に受かるだろうと思ったそこのあなた、ぜひ公式サイトから模擬試験を受けてみてください。日本生まれ日本育ちでも相当の難易度の高さを実感するはずです。
ちなみによく間違われますが、外国人を対象とした日本語能力試験(JLPT)とは別の検定試験です。
どんな問題が出るのか
出題される領域はかなり幅広くなっており、語彙・文法・敬語・漢字など様々です。私は特に文法に苦戦した記憶があります。
当時はそもそも日本語の文法ってなんだ?みたいなことを考えていました。
こちらは勉強に使っていた参考書の問題になります。
これは語彙の問題だったかと思いますが、まず漢字が読めません。笑
漢字が読めない以上意味がわからないので、答えがわかりません…
このような問題が数多く出題されるので、2級といえども猛勉強は必須です。
ちなみに2級は大学から社会人中級程度の難易度なので、まあまあ難しいです。合格したら周囲に自慢していいレベルだと思います。
試験を受けて感じたことは、日本語は私たちが思うより奥深く、表現に富んでいるということです。
こうした日本語の奥深さを知ることは、私たち日本人の感性がどれほど豊かなものか気づくことにつながると思います。
日本人が日本語を勉強する意義とは
我々は当たり前のように日本語を使い、日本語に囲まれて暮らしています。そんな生活の中で当たり前に存在するものを再認識する機会というのは、あまりないと思います。機会があるのであれば、外国人に教えを請われたときや、日本文化に興味を持ったときでしょうか。
日本語を勉強することはアイデンティティの再認識としても重要だと思います。
また日本人はよく英語の運用能力が低いと言われます。島国の日本では日本語のみ使えれば暮らしていけるので仕方のないことだとは思いますが、語学力の低さが原因で国際競争力が低下しているとも言われます。
英語を使えるようになることは大事ですが、外国語を適切に運用するためには必ず母語の基盤が必要になります。日本語が習得できていないことには、外国語を使うこともままならないため、日本語能力を磨くことの重要性は非常に高いと思います。
今回は以上です。ありがとうございました。
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