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とりとめなくパロディの話をの巻

むかーしむかし、あるところに
おじいさんとおばあさんが住んでいました。

ある日のこと、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいきました。

おばあさんが川で洗濯をしていると、、、

というわけで、この有名なオープニングは日本人なら誰でも知っている桃太郎のものになります。

もちろん本によっては微妙に書き方や表現が違う可能性はありますが、だいたいこんな感じで記憶しているではないでしょうか。

このあとの物語は、おばあさんが洗濯をしていると、川上の方から大きな桃が流れてくるわけですが、その桃をおばあさんは拾って家に持って帰るわけです。

洗濯物もあるので、大きな桃と一緒に持って帰ったとすると、なかなか力持ちで元気なおばあさんということになります。

さて、桃を持ち帰ったおばあさんはおじいさんと一緒に桃を切ってみるわけですが、多くの人が気になるのは、桃を真っ二つに切ってしまって桃の中の桃太郎は大丈夫なのか、ということです。

つまり、桃太郎も桃と一緒に真っ二つにならないのか、ということです。

もちろん、実際のお話では「桃を切ったら中の桃太郎も真っ二つ!」とはならなくて、元気な男の赤ちゃんが問題なく登場するわけです。

これは、竹取物語のかぐや姫の登場シーンでも同じように気になるポイントとして、多くの人が気になるようです。

つまり、これも竹を切った時に中のかぐや姫も切れてしまうのではないか、ということです。

こういったちょっとした違和感は、昔話のパロディでよく使われます。

パロディでは、中の桃太郎もかぐや姫も一緒に真っ二つになってしまいます。

「金の斧 銀の斧」の話でも、パロディがたくさん存在します。

このお話は、斧を湖に落としてしまった男が水面を見ていると、湖から女神が現れて

「あなたが落としたのはこの金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?」

などと尋ねて、男が「違います。私の斧は鉄の斧です」と答えると正直だからと女神から金の斧と銀の斧をもらうという話だったと思いますが、

パロディでは、斧を落とした男の前に湖から頭にコブがある女神が現れて、「この斧を落としたのはあなたですか?」と鉄の斧を見せるわけです。

「あ、それ私のです」男が答えると

「お前かこのやろう!」

と女神がキレる、というものです。ビートたけしさんのパロディ本ではたしかこのような展開でした。※もしかしたら血だらけの女神だったかもしれません。

ドラえもんの「キレイなジャイアン」のエピソードも有名ですよね。

あと、浦島太郎という有名なお話がありますが、これもカメに乗って竜宮城に行くときに浦島太郎だけ溺れてしまう、とか浦島太郎が竜宮城の居心地の良さになかなか帰らなくて、乙姫たちに早く帰ってくれといわれるとか、まあ色んなパロディがあります。

珍しいところでは「花さかじいさん」のお話があります。

例の「ここほれワンワン」の話ですね。

このパロディでは、

むかーしむかし、よく見ると、、鼻が裂けてるジジイがいた。

よく見ると本当に鼻が裂けて繋がってるんですね。この場合、鼻裂けジジイになります。これは梅図かずおの「まことちゃん」というマンガでしたか。

カチカチ山のパロディを書いていたのは太宰治でしたか。

ウサギを少女、タヌキを中年男に見立てて書いていたと思いますが、原作と同じように泥船で沈んでしまうんでしたっけ。

今の子供は、こういった昔話を読んだりするんでしょうかね。

パロディは、なんといっても元ネタを知らないとあまり楽しめないんですよね。

メルブルックスという監督、俳優がいますが、色んなパロディ映画を撮っていて「サイコ」「スターウォーズ」などが餌食になっていましたが、なかなか面白かった印象があります。

サイコはちょっと古すぎるかもしれませんが、スターウォーズは今でも人気があるので、メルブルックスのパロディ映画も割と観れるかもしれませんね。

アメリカの映画ではヒット作が出るとパロディ作品もよく撮影されていましたが、最近ではどうなんでしょうね。

最近は現実の方が映画っぽいので、あまり映画を見なくなってしまいましたね。

とりとめなく書いてしまいましたが、こういうただぼんやり考えたことを書いていくというのも、他の人のを読むと面白かったりしたので真似して書いてみました。

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