⑯初めての「オイラ」 ワシが「オラ」を始めた理由
なんですか、このタイトルは?
いや、脱線したまま1人称について考えていたんですね。
あなたは文章を書くとき1人称は何にしますか?
私? 僕?
それともアタシ?
例えばnoteでも、最初の投稿の時に
「自己紹介 初めてのnote」
みたいなタイトルで記事を書く人が多いみたいなんですが、この時に1人称をどうするかを考えると思うんですね。
男性だとリアル日常での普段使いであれば「俺」か「僕」か「私」ってところでしょうが、noteのようなメディア上ではそのままだと違和感があることがあります。
思いつくままに書いてみると、
例えば
「初めまして、私は山田太郎です」
ウン、普通です。やっぱり「私」がスタンダードかなと思います。
これが
「初めまして、俺は山田太郎です」
ちょっと男臭くなりましたね。野太い声を想像してしまいます。文章的にはちょっと当たりがきつい感じもしますね。
「初めまして、僕は山田太郎です」
ちょっと幼い感じになりました。でもキャラクターとしては一定の好感度はありますね。
「初めまして、オイラは山田太郎だ」
バイトの面接で第一声がこれだったらあなたは採用しますか? 違う意味で好感度は高いですが、TPO的にはどの場面で使ってもちょっと違和感があります。
「初めまして、オラ山田太郎!」
なんですか、この悟空感! でもこのぶっきらぼうさは”買い”ですね。
「初めまして、ワイは山田太郎や」
なんとなくプロゴルファー感が出てきました。ギャンブルも好きそうなのでそういうキャラならいいかも。
「初めまして、おいどんは山田太郎でごわす」
丸刈りで浴衣の大男。気は優しくて力持ち。柔道か相撲をやってそうなイメージですが「ごわす」っていうのはかなりハイレベルです。
「初めまして、アタシは山田太郎です」
これは読む人を混乱させそうですね。名前が山田花子ならアリですが、ちょっと我の強さも感じます。でも男性でも稀に使う人はいるようですよ。
「初めまして、ワシは山田太郎じゃ」
急に高齢になった感じがします。あえてここまで年取った感を出す必要はないかもしれません。
「初めまして、自分は山田太郎であります」
ちょっと硬派な感じ。敬礼しながらだとイメージに合いますが、普通に使うと割とフラットな印象になりますね。キャラ立ちさせたくない時には意外と有用かも。
「初めまして、アッシは山田太郎でっせ」
この言い方が成立するかはわかりませんが、「あなた」のことはダンナと言いそうです。
「初めまして、こちとら山田太郎でい」
ちょっと無理やりでしたが、これでは意味が変わってきてしまいますね。
「初めまして、拙者は山田太郎でござる」
サムライ感が出ていて個人的には好きです。文章的には違和感しかありませんが。ちなみに、高齢になってから電車で席を譲られたときに言ってみたいセリフは「かたじけない」です。
途中から何を書いているのかわからなくなってしまいましたが、日本語の1人称って豊富で面白いですね。
1人称を使わないという方法もありますが、ちょっと変わった1人称はキャラ立ちさせるにはとても効果的な方法かもしれません。
オイラはやらないけどね。
※)脱線ついでにちょっとふざけ過ぎたかもしれません。
すいません、次はちゃんと書きます。たぶん。
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