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「初めて読んだ本を覚えていますか?」の巻
皆さんは初めて読んだ本を覚えていますか?
この場合の初めてというのは、初めて”意識的に”読んだ本ということです。
別の言い方をすると”能動的に””自分の意志で”といってもいいかもしれません。
私の場合は、小学校高学年くらいかな、と思います。
低学年くらいの頃にも、何かしら読んでいたかもしれませんが、絵本以外はあまり覚えていませんね。
「とこちゃんはどこ?」っていう絵本が好きだった覚えがあります。いや、昭和ですね。ちょっとレトロですが、今読んでも面白いんじゃないかなと思います。
「ウォーリーをさがせ」っていうのもありましたが、こちらの方が古いと思います。
で、初めて読んだ本なんですが、記憶をたどると教室の後ろに置いてあった、いわゆる学級文庫にあった子供向けの推理小説だったと思います。
アルセーヌ・ルパンのものや怪人20面相とかってヤツです。
このとき最初に読んだ本が面白かったので、なんとなく読書をするのが好きになったという記憶があります。
たしか「青銅の魔人」って本でしたね。
江戸川乱歩の割と有名な本なんじゃないかな、と思います。
少年探偵団モノっていうんですかね。なんだか漫画を読んでいるように読めてしまった覚えがあります。
小林少年って知ってますか? 明智小五郎は? 怪人20面相は?
パソコンもケータイ電話もない時代のお話ですが、今でも面白いんじゃないかな。
漫画などの登場人物では、よくこのあたりの推理小説の登場人物がネタ元になってますよね。どうですかね。
アルセーヌ・ルパンや明智小五郎、シャーロック・ホームズ。コナン・ドイルは作者の方ですが、同じくらい有名ですよね。
当時、学級文庫では主に子供向けの推理小説がよく置いていました。
で、推理小説にハマると、図書室にいって本を借りるようになるんですね。
図書室にあった本で印象的だったのは、サトウハチローって人が書いた本ですね。
シリーズで何冊も置いてあったんですが、とても面白かった記憶があります。
「だぼだぼ」っていうのがあったような気がするんですが、検索しても出てこないので、もしかしたらサトウハチローではなかったのかな。
「おかあさん」っていう詩集が有名で、私も読みましたがいい詩集だと思いました。
こういう詩集って現代を生きる”おかあさん”にも響くんでしょうかね。
ところで、知りませんでしたが作家の佐藤愛子さんってサトウハチローの妹(異母)なんですね。
初めて読んだ江戸川乱歩の「青銅の魔人」は、とても面白くて3時間くらいで一気に読んでしまいました。
小林少年は少年探偵団のリーダーだったかな。よく車のトランクに入っている印象があります。誰かを尾行するときに車のトランクに入ってるんですね。
入れるものなんだな、と思ったものです。
明智小五郎の一番弟子的なポジションだったと思いますが、小林という割と普通の名前なのが親近感がありました。
江戸川乱歩から「黄金虫」「モルグ街の殺人」「アッシャー家の没落」なんかに進んでいくのは王道かもしれませんね。
全然覚えてないので、読み直してみるのも面白いかも。
※)「ちいさい秋」「悲しくてやりきれない」もサトウハチローでしたね。肩書(?)としては「日本の詩人」というのが多いですね。「人間だもの」の人とイメージが重なるところもありますが、個人的にはサトウハチローの方がなんとなく面白い感じがします。よく知らないんですけどね。スキ/フォローありがとうございます。励みになります。