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「フロントと風呂(フロ)に入る」の巻

千葉の海沿いの街に泊まりの仕事で行ったことがあるんですが、現地で素泊まりできるホテルを探して宿泊したんですね。

年季の入ったこじんまりとしたホテルだったんですが、お客らしい人は誰もいなくて宿泊するのは私たちの3人グループだけだったわけです。

フロントには年配の男性が一人だけ。まあおじいちゃんです。

受付を済ませて部屋に入り、とりあえず風呂に入ろうかとなったんですね。
夕方6時半くらいですかね。

まあ、少し古めの浴場で広さは、そうですね、洗い場含めて小学校の教室よりちょい小さめくらいでしたか。

服を脱いで浴室に入ると、先客が一人頭を洗っていました。

見かけなかったけど、お客さんいたんだなあ、と思いながら身体を洗い湯船に浸かっていました。

先程の客も身体を洗って湯船に浸かっていたんですが、よく見るとさっきフロントで受付していたおじいちゃんなんですね。

なんとなく目があってしまい「あ、どうも」と言われたんですが、フロントで受付して一時間も経たないうちにその従業員と風呂に入るってなかなかないですよね。

ていうか、フロントで受付したすぐ後に、お客さんの前に裸で現れるってどういうメンタルなんでしょうね。

客と従業員の関係性は決して壊れたわけではないんですが、「じゃ、お先に」と言って浴場から出ていくおじいちゃんの生のおしりを見ながら不思議な感覚になったことを思い出します。

ネタとしてはちょっと面白い話だよなあ、と記憶に刻んだわけですが、風呂から上がった後に、飯でも食いに行こうとその旅館の近くのスナックみたいな料理屋に入ったときに、おじいちゃんがそこでご飯を食べているのを見たときは、思わずちょっと笑ってしまいましたね。

いや、会いすぎでしょ。

まあ、考えてみると、そのあたりはあまりお店らしいお店もなく、近くでご飯を食べようとすると行くお店は大体決まってくるんでしょうが、旅館の客と従業員という関係性を保ったままで、こう行く先々で何度も会うと(二度ですが)なんか従業員と一緒に行動しているみたいでしたね。普通にお酒を飲んでましたし。

で、翌日チェックアウトのときには、またそのおじいちゃんにフロントで料金を支払うわけです。

登場の回数が多いので、覚えているのはおじいちゃんとおじいちゃんの生のおしりということになってしまいました。

普通のホテルなら、おそらくこういうことはないですよね。

皆さんはホテルでフロントの人とお風呂に入ったことがありますか?


※)温泉でもいきたいなあと思う今日この頃。今日は天気がいいので気持ちがいいですね。いや、雨のところもあるかもしれませんが。スキ/フォローありがとうございます。励みになります。



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