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取り敢えず切り出していけよ!
今回もそうだが、改造では無くイチからモノを作るに当たって、自分として実感している事がある。
それは「各種ツール」の有り難さ。
自分が一番プラモデルを作っていた小学生の頃は、ツールの知識なんかも無かったから勁文社の「プラモデル大百科」当たりをバイブルにして各ツールの種類や使い方を学んだモノだった。
どうしたらニッパーでプラ棒をキレイに切れるか?、ヤスリ掛けは引く時に力を入れてはイケナイなど…。
そういえばソレで思い出したが、自分が小学生の頃は「接着剤はパーツの内側から外側に向かって塗るべし」という事が常識とされていた。
理由は外側からだと接着剤が垂れてキットの表面が汚くなるから。
ところがウン十年後にプラモ製作に復帰すると世間の常識は真逆、「外側から内側へ」に一変。
コレは勿論、接着剤がプラを溶かす性質を利用してパーティング•ラインを消す為なのだが、長き時の流れの中で絶対と思われていた常識も変わってしまったのだ。
だから自分などは、つい昔のクセで内から外にハケを動かしてしまい、それに気づいて「てへぺろ」してしまう。
(一回「てへぺろ」って言葉を使ってみたかっただけなので特に意味は無い。気にしないで欲しい。)
そんな感じで、知らぬ内にそんな常識すら逆転してしまう程の時間が経過して、製作の為のツールも多様化していた。
特に自分的に時代の流れに驚き、自分的に使用頻度が高いのが、「パイプカッター」&「コンパス・カッター」。
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「パイプ・カッター」については、そもそもプラ•パイプを切る事なんてそんなに無いだろうから買う時に一瞬は躊躇したが、いざ使ってみるとニッパーでのネジ切りより断面が断然キレイ。
さらに関節部や内部のフレームを作る際には、意外にプラパイプを使用すると上手くいくという事に気づいて以来、大活躍している。
ホント買って良かった…。(とはいえ、¥2000-もしないのだけれど)
「コンパス•カッター」に関しては、ある時、丸く切ったプラ板を積層してパーツを作る必要があり、ネットでやり方を検索した所、そのツールの存在を知る。
しかもソレが100均で入手できるという事で近場の大きな(←ココ重要)ダイソーに急行して即入手。
「最初は若干のコツが要る」とのネット情報だったが、不器用な自分でもスグに慣れた。
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↑上の「輪っか」なんて一つ切り出すのに1分も掛かってない。
昔はプラ板を丸くカットするなんてのは、下書きにそって切ってヤスるという滅茶苦茶面倒くさい工程を経ていたのがウソのよう。
同じ径のモノをたくさん切り出して積層すれば、円柱もリング状パーツも思いのまま。
何なら婚約者や彼女にプレゼントする「指輪」だって作っちゃう事も出来る!
…まぁ、プラ製なので怒って突っ返されるとは思うけど。
あ、忘れ掛けていたけど作製中の「タクティカル•ドロイド」の進捗。
そんな進んじゃあいないけど…。
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(つづく)