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視聴結果 : 「ミスター・ノーボディ」

季節の変わり目になると何故か聞きたくなる音楽がある。
エンニオ・モリコーネの「The Wild Horde」。
自分の中のベストマカロニシネマ「ミスター・ノーボディ」の劇中曲。
モリコーネだと「さすらいの口笛」だとか「ハーモニカを持つ男」だとか、昭和生まれにブッ刺さる名曲も多いのだが、中でも自分はやっぱりこの曲が一番好き。
最近は高音質でこの曲がyoutubeに上がってるのだが、聴いていたら久々にこの映画を観たくなってきた。

…もうこの映画を観るのは何度目だろう。
あまり映画を大画面で観たいと思うほうでは無いのだが、この映画だけは一度で良いから映画館で観てみたいといつも思う。

地平の向こうから砂塵と共に150騎のワイルド・バンチが殺到してくる。
それを迎え討つヘンリー・フォンダが、ライフルの射程に入ってくるまで待ち受ける長回しのシーン。
バックで流れる「The Wild Horde」と共にこのシーンは、マカロニは元より「西部劇」の魅力が全て詰まった一枚絵として完成されていて、自分が観てきた映画の中でも屈指の名シーンだと思っている。
だからこそ、このシーンを大画面で一度体感してみたいのだ。
全編コメディタッチなのだが、この決闘シーンを経て最後はホロリとさせる、実に最高の映画。
死ぬまでにあと何回観たくなるんだろうか?

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