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とある保育園栄養士のタイムスケジュール

自己紹介でも紹介しましたが、私は村営の保育園( 児童数 50~60食 : 職員あわせて合計 70~80食 )の栄養士で 栄養士 兼 調理士 として働いています。

今回は、私の保育園栄養士としての1日についてお話します。

他の園の栄養士はどのようなタイムスケジュールで仕事してるの?
保育園栄養士の就職が決まったけど、実際なにをしてるの?

という疑問の答えになればと思います。

あくまでも数あるなかの一例なので、これが見本でも、正解でもありません。
むしろ、人員不足の良くない例なのかも、、、
ロスタイムがなく、効率よく動けられるように考えたタイムスケジュールにはなっていると思います。


とある園の栄養士の一日とは【タイムスケジュール】

私の栄養士としてのタイムスケジュールは以下のようになっています。

基本的に、調理に入るのは栄養士の私と調理員1名。2人で、大忙しで約70食を作り上げます。

午前中 (給食調理)

7:45  
出勤(雇用は8:30~ですが、間に合わなくてドタバタしたくないので早めの出勤)

8:00  
≪2人で≫ 厨房準備
未満児の白米炊飯、機械類の準備、お茶を沸かす、納品、検品、野菜の洗浄、切菜(食材を切る)
午前おやつの準備(栄養士)

9:00  
≪栄養士≫ 食材の下処理(サラダや和え物の下処理:野菜をゆでる等)
≪調理員≫ 食器の準備、お茶をそれぞれのやかんにわける

≪栄養士≫ メイン料理 調理(肉、魚の焼く・煮る・揚げる、卵料理、カレー、グラタン、、、とにかく主菜)
≪調理員≫ 副菜(サラダや和え物の味付け) 汁の味付
≪時間がある方で≫ 果物

11:00  クラスに渡す
≪2人で≫ 片づけ、掃除
≪栄養士≫ おやつの支度(食材を切っておく、混ぜておくなどなど)

12:00 昼食

午後  (おやつ調理)

12:30 
≪2人で≫ 食器洗浄、掃除

13:30
≪栄養士≫ おやつ調理
≪調理員≫ 補助、飲み物準備

14:45  おやつ提供

15:00  
≪栄養士≫ 事務
≪調理員≫ 食器洗浄、片づけ

17:00 調理員さん退勤

こんな流れで過ごしています!
書ききれない細かな仕事はたくさんあって、忙しく働いています。
なにより!相方の調理員さんですが、とーっても手際が良く、仕事ができる方なので、おかげさまで2人で間に合っている状態です。(事務の時間は、おやつの片づけを調理員さん一人でこなしているおかげで取れています(´;ω;`)感謝です!)

現場仕事について


スケジュールをご覧の通り、現場仕事の割合が高いです。

前職の障害者福祉施設では、献立作成などの事務が基本で、盛りつけや、忙しいメニューの時に現場に入るという形だったので、保育園栄養士になって、大量調理のメインを任されることは想定外でした。

プレッシャーを感じる毎日でしたが、実際に大量調理をしてわかる大変さや、気づきがあり、それを献立作成に生かせられるようになりました。

この主菜と副菜の組み合わせは、どちらも時間がかかり、作業が大変だな。とか、、切る野菜が多いの献立のときの果物は、皮をむくキウイフルーツではなくて、いちごにしよう。とか、、、

実際に給食を作っているのは、献立ではなく、現場の調理員さんたち。
より良い給食には、負担がなく、気持ちよく働ける現場が不可欠と思います。

現場に入らない栄養士さんたちも、ぜひ給食室に足を運び、現場の声を聞いてもらえたらと思います。

事務仕事について

栄養士の事務仕事ですが、

  • 献立作成

  • 食材発注

  • 帳票の作成・・・日報、栄養月報、在庫管理、衛生管理全般などなど

イベントや行事食を取り入れつつ、予算内に栄養バランスのとれた献立を考える。
品質の良い、より安い食材を選び、それぞれの業者へ発注書を作成する。
そして衛生管理のための記録。
などなどたくさんあります。

毎月の仕事のほかに、スポット的に
保護者との面談があったり、
行政から調査のための書類の提出依頼があったり、
栄養士や保育園の研修会に出席したり、、、

栄養士が1人のため、食に関係する仕事は、すべてこちらに流れてくるので、色々と経験させていただいてます。

私は話すこと、言葉で意見することが苦手なので、保護者の前で話すこと、会議や面談などはとても負担に感じます。。上司(園長)的には、話すのは慣れだよ!!とのこと。
早く自信をもって発言できるようになりたいです( ;∀;)

事務の仕事についても、最初はわかないことばかりで、書類の種類も多く、とてつもなく時間がかかっていました。
ですが、基本私に一任されているので(もちろん園長や保育士などに相談や許可が必要な部分もありますが)
自分のやり方で、一人で進めていきます。

献立を作成すれば、有難いことに献立ソフトにて書類は作成できます。
自分のやりやすい作業の流れが構築されれば、ソフトを使用して、ストレスなくできるようになりました。

最後に 【栄養士のやりがいとは】


ついつい長くなってしまいましたが、こんな日々を送っています。

忙しいですが、自分の考えたもの(献立)を自ら作り上げて(調理)、成果(給食)として目に見えるので、やりがいを感じやすいと思います。

また可愛い保育園の子供たち!!
おいしかった!という笑顔は、私のやる気スイッチです☺

あのみんなの笑顔を励みに明日も頑張りたいと思います。





  




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