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トレイルランにおける暴食

「暴食」。トレイルランナーにとってはあまり縁がなさそうな罪ですが、実はトレイルの途中でもゴール後でも、思わぬところで暴食の誘惑に陥りがちです。「どうせ消費カロリーは多いから…」と自分を甘やかす瞬間、ランナーが暴食という罪に少しずつ染まっていく姿を、ユーモアたっぷりにお届けします。

1. スタート前から暴食:「エネルギー満タンが大事」

スタート前に「今日は特に頑張るぞ!」と、朝ごはんをモリモリ食べます。ご飯大盛りにパンも追加、そして「どうせすぐ消費するから」とデザートまで。スタート前からすでにお腹いっぱいの状態で「準備万端!」と思って出発するも、胃が重くてペースが上がらず。「こんなはずじゃなかった…」と後悔しつつ、なぜか次のスタート前もまた同じことを繰り返すのがランナーの性です。

2. エイドステーションの魔力:「無料の補給食は全制覇!」

トレイルレースでエイドステーションに到着すると、そこにはおにぎり、バナナ、チョコレート、そしてスポーツドリンクがずらり。「これは食べないと損!」と欲望に駆られ、食べたいものをどんどん手に取ります。気づけばおにぎり3つにバナナ2本、さらにはお菓子まで。「これでパワーがみなぎるはず!」と満足げに走り出しますが、胃がパンパンで途中で休憩する羽目に。

3. 走りながらの「補給欲」:「お腹が空いた気がする…」

途中でちょっとでもお腹が空いた感覚がすると、「補給が大事!」と自分に言い聞かせて、走りながらの補給食に手が伸びます。ジェルやエナジーバーを惜しみなく摂取し、「この調子なら最後までいける!」と自信満々。しかし、摂りすぎたエネルギーで胃もたれし、次の坂道で一気にペースダウン。補給もほどほどが肝心だと、毎回学ぶもののまたやってしまうのです。

4. 山頂でのご褒美:「山頂で食べるおにぎりは特別!」

山頂に着くと、ふもとで買ってきたおにぎりやパン、そしておやつを取り出し、「ここで食べると美味しいんだよなぁ」と大口でかぶりつきます。景色に感動しながら食べると、あっという間に食べ終わり、「あと1つくらいあればよかった…」と少しだけ後悔。結局、次回からは食べ物の量が増え、ザックがパンパンに。

5. ゴール後の大宴会:「走った後だからこそ、思い切り食べよう!」

無事にゴールした後は、消費カロリーにかこつけて「今日は好きなだけ食べていい」と自分に甘くなります。ハンバーガー、ピザ、ポテト、さらにはデザートまで。食べ放題のように食事を満喫し、胃袋の限界に挑戦。その場では大満足でも、帰宅後に体重計に乗って「えっ、こんなに?」と驚くのもまた、ゴール後の恒例行事です。

6. 仲間とシェアが暴走する:「みんなで食べると美味しいよね!」

ランニング仲間とトレイルを走ると、お互いに補給食をシェアする場面が増えます。「これも食べる?」「これも試してみて!」とお互いに食べ物を勧め合い、結局どれも断れずに食べすぎてしまうことも。「気がつけばお腹いっぱいになってない?」と笑い合いながら、満腹で山道を下るのは想定外の展開です。

7. 次回のトレイルのために:「もっと美味しい補給食が必要かも?」

トレイルが終わると、「次はもっと美味しい補給食を用意したい」と欲が膨らみます。ネットで新しい補給食を検索し、口コミやレビューを読み漁り、結局、次回のトレイルには食べ物が大幅に増量。「いろいろ試したくてさ」と言い訳しながらザックに詰め込み、またしても山中で食べすぎるのが定番パターンです。

最後に

トレイルランナーの「暴食」は、走ったカロリーを補うために始まり、気がつけばついつい過剰に食べすぎてしまうという愛すべき癖。山の美しい自然の中で、食べ物も美味しさが増すもの。しかし、暴食に身を任せすぎると、その代償は胃袋と体重計に現れます。適度な補給で、トレイルランニングをもっと楽しく、軽やかに楽しんでいきたいものですね。

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