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スペイン マラガ二大テニス大会観戦までの日記 前半

2001年40歳でテニスを始めた。友人夫妻がかなりうまく、教えてくれると言う。せっかくならば大人数の方が楽しい、という事で、マラガ在住の日本人のテニス好きを集めて毎週日曜日朝テニスをすることになった。初めは市営のテニスコートを転々としていたが、富士通テン(当時)マラガ工場のテニスコートを会長を巻き込んで使えるようになり、以後ここが私たちのホームグラウンドになった。多い時には15人ぐらいが集まり、練習、ダブルスやシングルスの試合等を交代でして、ビールなどを飲みながら歓談。楽しい時間を過ごした。

この時期、ラファエル・ナダルが頭角を現してきた。2004年18歳、デビスカップでアンディ・ロディックに勝ち、スペインの優勝に貢献。以来私は20年間彼の試合を沢山見てきた。2005年の全仏初優勝から始まり、4大大会優勝回数は合計22。(豪2・仏14・英2・米4)バルセロナOPやロンドンのO2杯で生の試合も観戦し、 多くの感動と喜びをもらった。今回ナダルがきっかけで好きになったテニスの、ワールドカップとも言える2大大会であるビリージーンキングカップとデビスカップをマラガで見るまでと見た、この二か月余りを振り返り、書いてみることにした。
9/24 
デビスカップファイナルがマラガで開催予定、開幕戦はスペインvsオランダ。ナダルも出場か?アルカラスとダブルスか?という新聞記事が出た。Laver cupを欠場し、6Kings Slamには出ると言われているナダルが本当にデビスカップに出られるのだろうか?しかしデビスカップは3年連続でマラガで開催されていて、多分来年は別の所で開催される。去年スペインは出られなかったが今年は出るのだから、これは行かなくては、とテニス好きのMさん夫妻を誘うと、すぐに行くと言う返事があった。

9/25
Mさんの家に行き、相談しながらまずは19日のスペインvsオランダチケットを買い、23日のイタリアvsアルゼンチンも買う。日本のテニス好きのY夫妻に早速報告すると、夫婦で緊急会議の末、日本から来て見たいと言う。日本は深夜だったので翌朝チケットを買うと連絡があった。

9/26
Y夫妻がチケットを買おうとしたが、19日のチケットは残り一席のみでなんと売り切れ。私たちが買った時にはまだかなりあったので、すごい勢いで売れたらしい。残念。

9/30
女子の国対抗、ビリー・ジーン・キングカップ(BJK)がマラガで開催され、なんと日本代表が14日にルーマニア戦を戦うことになったと新聞で知る。早速またM夫妻に連絡。結構良い席が29,50ユーロで買える。その上デビスカップの入場券を買ったので20%offになるのだ。これは行かねば。13日にスペインも出場するが、連日では疲れるので、きっと勝つことを予測して18日月曜日のチケットを買う。11月は地元マラガで合計4日のテニス観戦。国対抗なので一日最低2試合、うまくいけば3試合が見られる。最高のテニス月間になりそうだ。
10/10
ナダルがデビスカップで正式な引退をするという宣言が発表される。今年初めに今シーズンで引退するとは発表していたが、フレンチオープンやオリンピックなどでまだまだ良いプレーを見せていたので引退しないのかな?とも思っていたが、いよいよ決心したようだ。マラガで引退するなんて、そしてそれが見られるかも。これはすごい。

10/15
マラガの地方紙 EL Surにナダルの引退宣言で、19日のデビスカップのチケットが高値で再販にかけられていて、最高一枚72,875ユーロ(1,100万円以上)の値段がつけられている、と記事になっていた。息子にコメントしたところ、私たちの一枚120ユーロのチケットは今5,000-7,000ユーロ(およそ80-110万円!)で売られているそうだ。あまりの事にびっくり。

10/20
日本代表の大坂なおみ選手が腹部の肉離れによりBJK杯欠場を発表。出産後の復活の姿が見られると楽しみにしていたのに、とても残念だ。

一方ナダルは昨日Six Kingsでジョコと最後の対戦。結果は2-6、6-7で負けたが、なかなか良い試合だった。けがをせずに終えてほっとする。マラガに来ますように。

10/25
散々迷った末に、再販サイトにチケットを売りに出してみることにする。無記名式だし、スペインではStubhubやViagogoでの再販は合法的で、もしも売れたらこれらの会社に手数料と国に21%の税金を払っても1枚で100 万円位手元に残る計算になる。サイトでは8250-12000ユーロがおすすめの売値。私達は9000ユーロ(約140万円)で売りに出した。もしも売れたら、日本とタイを旅したい!と夢は膨らむ。(笑)



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