4-1 スペインのディープな食とお酒の旅ベテランスペイン撮影コーディネーターのぶらり旅
山口から友人達の娘、Aちゃんが遊びに来る。生まれてからずっと見守ってきたので姪のような感じだが、大学卒業旅行は「絶景の旅」をテーマに一緒に旅した。今回は1週間の予定で「スペインのディープな食とお酒の旅」。あっという間に29歳の大人の女性になっていた。
マラガ駅にマドリッドから電車で到着しピックアップ。マラガで魚介類が食べたいとわざわざ来たので、良く行く庶民的な海沿いのチリンギート(屋外で飲み食いする所)ではなく、車でレストランEl Parador Playaに行く。ここはコスタデルソル(太陽海岸)のベナルマデナビーチのレストラン。海のすぐ横にありながら観光客よりも常連客が多い。新鮮な魚介類を適切な調理でよりおいしくする、ここ数年来のお気に入りの店。一人前の量が結構多いので、色んなものが少しずつ食べられるように友人のTさんご夫妻、Rさんもお誘いして、5人。角の大きめの丸テーブルが用意されていた。天気も春らしい陽気で素晴らしい。今日は珍しく注文したかった「コンチャフィーナ」というマラガ名物の生貝や「イソギンチャクのフライ」などがなかったが、マラガならではのスープ「白エビのガスパチュエロ」(マヨネーズを魚介の上品なスープで溶いたような味のスープで、温泉卵やジャガイモが白エビと共に入っている)「ガリシア風タコのロシアンサラダ」(パプリカの利いたポテトサラダ)、「2種類の調理のイカ」(身を鉄板焼き、足をフライにしてイカ墨を添えたもの)「彦鰯のフライ」(マラガの伝統的な鰯に粉を振ってさっと揚げたものだが、揚げ具合が絶妙)、等々を頼む。白ワインはガリシアのアルバリーニョMartin Codex 。デザートは「マンチェゴチーズのケーキ Noé PX(ペドロ・ヒメネスのスイートワイン) 30年物添え」と「ブラックチョコレートブラウニーのアイスクリーム添え」。皆さん満足。
食後は海沿いの遊歩道を散歩。歩道の床のところどころに異なったタイル画があり、楽しい。地中海の海はとても穏やかで、波がほとんどなく、最近はウォーキングが流行っているので道も整備されていて、隣町のトレモリノスまでずっと続いている。今日はベナルマデナのヨットハーバーまで歩いて引き返す。海風が心地よい。
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