眠気と愛おしさとラーメンと。
デートで。ラーメンを食べよう!となって。
でも、ラーメン以外で食べたいものがあるなら、ラーメンじゃなくて大丈夫だよ。
Q.何か食べたいのある?
A.ラーメン。
なんて言う、話をして。
結局彼のおすすめラーメンを食べに行くとなったわけだ。
ラーメン屋って、いつも決まった所に行くようになってしまっているから、初めて行くのはドキドキする。けど、彼がおすすめだと言うから今回は安心しながら行った。
私がおすすめのラーメン屋は、彼は今度休みの時に行くってさ。
美味しかった、ネギが歯に挟まったけども。
車の中で流れるあいみょんに、好きな曲多いなーっておもって。
これ、朝ドラの曲だっけ?
これは違う、ドラマの、家政夫ナギサさんの曲じゃ無かった?
ごめん、ドラマ観ないから分からなくて。
朝ドラは違う曲だよ〜
なんて、会話をしながからドライブするのがとても幸せで。
着いたホテルの部屋が死ぬほど寒くて、エアコンガンガンに強くして。
「あ、露天風呂あるよ?」「今入ったらしぬ!!」とか言いながらあったかい紅茶淹れた。
触れると気持ちいいなぁと思う。
暖かくて幸せだと思う。
ずっと一緒が良いと思う。
ぎゅーって、息が詰まる抱擁を貰ったとき、
幸せで幸せで、
意識が飛ぶかと思って。
「うちに連れて帰りたい」
と抱きしめてくれる彼に、あーあ。
私は、お願い、とは言えなくて。
でも、本当はそうしてほしくて。
彼に、私がしていることは最低な自覚はある。
でも。愛おしいと思うのが笑っちゃう。
夜中にやっていた番組でABBAのマンマミーヤの歌詞が、きりみたいだね、って笑うんだよ。
どう言う反応?
きりの身体は細いし綺麗でだいすきだよ。
きりが他の誰に見せるか、俺はわかんないから、痕はつけないよ、ってね。
言うんだ。笑うんだ。
貴方だって、このホテル誰と来たの?
なんて、聞かないけどさ。
見せるのは貴方だけだよと、嘘でも言えない私が好きだと言ってくれる彼は、刹那的でも、私に時間と愛情をくれる。それが、嘘じゃないのも知ってる。分かっている。
帰りの車でキスして、手を握る、それが、その瞬間がさ、幸せで。
眠気マックス、お互い寝ちゃいたいと思って寝られたらどんなにハッピーだろうね。
刹那的で、いつ、終わるとも分からないこの恋が、ずっと続けと愚かしくも思うのは、本心だよ。。。
帰路を小走りになる、私が考えているのは、もう次にどうやって会うかなんだよな。