台湾華語の試験・TOCFL(Band B)を受けた話②-本番編-
本稿は2024年3月末に東京で受けたTOCFL Band Bの受検レポートです。
本番を迎える前に行っていた対策について気になる方は前稿をご覧ください。
独特な試験会場
受験票が手元に届いて、試験会場を確認すると……
なんだか怪しげだなあと思いました。
HSKは口試(HSKK)を含めると5回ほど受けたことがあるのですが、CBTを選択した5級を除いて対面の試験ではいずれも大学が会場だったため、謎の貸教室が試験会場ということに驚きました。Googleマップのストリートビューで確認するも、
やはりなんだか怪しげです。大学等が使えないのは受検者数が少ないからでしょうか?
いざ会場へ
会場に対する漠然とした不安を抱えつつ会場へ。
ありました、看板。那覇会場の文字が透けて見えるのが気になります。
会場の雰囲気
怪しげな会場なのであまり受検者がいないのかな?と思っていたのですが、私が割り当てられた部屋には60名程度がおり、もう1部屋会場があったことから100名程度は東京で受検していたと予想されます。思っていたよりも多かったです。
受験票に2Bの鉛筆を持参すること、とありましたので張り切って試験前日に書店で2Bの鉛筆を購入しました。2本買うのも勿体ないので鉛筆を真ん中でカッターで切り分けました。2Bの鉛筆なんて小学生以来だな~と少しノスタルジックな気分になりました。
会場では試験監督の方が「2Bの鉛筆しか使えないので、持ってきていない人は貸し出すので申し出て下さい」という旨のアナウンスをしていたのですが、かなり多くの受検者(10人以上?)がぞろぞろと鉛筆を借りに行っていたのが面白かったです。1人あたり2本は貸し出されていたように見えました。そんなにたくさんの貸し出し用の鉛筆が用意されているということは、毎回の試験で借りる人が多いのでしょうね。買わなくても実は何とかなったようですちゃんと持って行きましょう。
聽力(リスニング)
お部屋の問題か音が反響しており、「ああ何を言っているのか全然わからない……この試験終わったわ……進階級すらもうダメだ落ちた落ちた、知らん知らん!w」以外の感情を失ってリスニング試験が終了。進階級はクリアしていて思っていたよりも点数が良かったことから、みんなが解けていなかった(TOCFLは相対評価です)か勘で書いた答案が奇跡的に当たったかのどちらかだと思われます。
リスニングの対策をする際は音質を悪くして解く練習をしておいてもいいかもしれません。
閱讀(リーディング)
こちらは騒音との戦いでした。同じ時間帯に別の部屋を使用していた団体の方々が非常に賑やかで、私の席が廊下に面したドアに最も近かったことも重なり、集中して解く修行でもしている気分でした。試験監督の方が何度か注意してくださっていたのですが、賑やかな状態が続きました。
結果としては高階級だったので彼らに勝利したのだと思うと大満足です。(が、試験会場の静かさは保たれていてほしいものです……)
総括
試験会場のコンディションには期待せずに試験に臨みましょう!
ではまた。