日本国内でも中国語のコミュニケーション能力を上げ続けたい。せめて現状維持。

表題は願望です。8月の台湾滞在から1ヶ月経過しました。
たった2週間の留学だったとはいえ、格段に中国語能力はまともになったのですが、これをどうやって最低でも維持するかが課題です。
とりあえず今思っていることをつらつら書いてみます。

現状の私の中国語に関するスペックは、
・HSK5級、TOCFL B1
・発音だけは比較的綺麗(音声学が半ば専門なので)、でもやや台湾訛り
・試験はOKだけどほとんど話せない状態で8月に2週間ほど台北の華語中心で授業を受け、簡単な日常会話は問題ない状態になる
という感じです。

コミュニケーションの目的

・中華圏に旅行するときにただ店で物を買う、レストランでご飯を食べる、ではなくちゃんと会話したい。
→別にただ物を買うくらいなら大して話すことはないですが、買い物をする上で「これはどんな物ですか?」とか詳しく聞きたいとなると話せた方が便利ですよね。
・仕事で使うかもしれない。
→例えば中華圏への出張を命じられたときに、話せなくても通訳代わりに誰かに付いて来てもらえば問題ないですが、直接やりとりできるならその方が効率が良さそうですね。

華語中心に行く前と後

行く前

4年くらいHSKやTOCFLの対策ベースで独学していたのですが、別に中華ドラマや映画、音楽、小説に興味はなかったのでひたすら参考書を見るような感じでした。これで飽きずに続けられたことだけは我ながら褒めていい点だと思いますが、本当に話せるようにならないです。国内でも学校に通ったりレッスンを受けたりしていたら違ったかもしれないですが、そこまでの気力はなかったです。
話せない要因としては、生活にまつわる単語をよく知らない口語にうまくはまる表現を知らない(参考書だと書き言葉がメインなのと口語との区別がつかない)、母国語以外を話すメンタルの強さがない単純にアウトプットをする機会がない、あたりが挙げられると思います。
単語や文法はある程度知識として知っていても、いざ話そうと思うと「脳みその中の話すための言葉ストック」はすっからかんで頭真っ白〜〜みたいな感覚です。

この状態に戻りたくないです。

行った後

台湾に単身で、しかも観光客の少ない地域に乗り込んだ(三重に滞在)ので英語がダメとなると頭をフル回転させてとにかく中国語を話すしかなかったです。というわけで母国語以外を話すメンタル自体は勝手に出来上がりました。あとは、台湾の人はみんな優しくて外国人である私が頑張ってめちゃくちゃな中国語を話しているだけで「厲害〜〜(すごいね〜〜)」と褒めてくれますし、変な声調で話してしまっても頑張って聞き取ろうと努力してくれるので話すことに対する憂鬱さはなかったです。逆に日本で外国人に話しかけられたらこんな対応ができるようになりたいものです。

華語中心での良かったことは

にまとめていますが、コミュニケーションに特化した話だと学校という場なのでうまく話せなかったり間違ったりしたら先生が修正してくれて、「こういう話し方が自然なんだ」という感覚が養われました。また、クラスメイトは当然みんな非中国語母語話者なので比較的簡単な表現しか使えない中で会話が成立しているのを聞いて、とりあえずこのくらいの表現が使えたら何とかなるというラインがわかったのも良かったです。

帰国後の方針

表題の通り、現状維持以上にするようにしたいところです。
とりあえず今試していることを書いておきます。

台湾人の先生に中国語を教えてもらおう

華語中心に行って、人に教えてもらうっていいなと思いました。調べていたら、Haotalksだと割とお手頃な価格帯でオンラインレッスンを受けられるっぽいことがわかったので登録しました(宣伝じゃないです!)。また、せっかく買った時代華語2(教科書)も放置したらもったいないので、同じ教科書を使ってレッスンをしてくれる先生を指名することにしました。
とりあえず、週に1回20分のレッスンを受けています。今のところ無理もなくていい感じです。

日常生活で中国語を使おう

これはたまたま住んでいる環境が良かったので実現されました。
家の近くに中国の方が経営されているごはん屋さんがあり、日本語での説明に若干苦労してそうに見えたので中国語で聞き返したところ、そこから中国語でのコミュニケーションを取るようになりました。
これは帰国直後のことで、中国語を話すことに躊躇がなくなっていたのが良かったです。そこから中国語の会話練習がてらに数回お店に足を運んでいます(味も最高です!いつか紹介したいです)。すっかり顔も覚えられました。
話の流れで店の方が広東語も話されることがわかったので最近はまた広東語の勉強も再開しています。

中華圏のYouTubeを垂れ流そう

華語中心に行く前も試みたのですが、聞き取りができなさすぎてただの騒音と化していたのでやっていなかったです。
多少話せるようになった今なら聞き取りもかなりまともになったので、生きている中国語を摂取するためにYouTubeを垂れ流すのも意味があるかなと思います。
日本人が台湾華語で発信しているようなYouTuberの方なら、使用している語彙もそこまで難しくないので自分が話すときの参考にもなります。

言語交換会に行こう

テスト対策とコミュニケーション能力の向上は別物ということを痛感したので、発話機会を増やすために言語交換会に行ってみました。
日本語が堪能な台湾人の参加者が多く、つい日本語を話してしまったので次回行くときは自己紹介で台湾華語を話す練習をしたいことを明言しようと思いました。
台湾の情報をいろいろ得られてよかったです。

こんな感じで日々どうにか中国語を使う機会を増やせるように奮闘しています。日本で外国語を学ぶのはやはり工夫が必要ですね……。
また何か面白い経過があれば記事にします。


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