「HAMIDASHITEIKU」新しい学校のリーダーズ1stアリーナライブがやばかった話
新しい学校のリーダーズにハマって早1年ちょっと。初めはアメリカで注目され始めたぐらいだったのが、気づいたら日本で爆売れして今回のライブ。あまりにも重い思いが溢れてTwitterじゃ収まらなくなったのでここに長文で書きます。
ライブから舞台芸術
ライブが始まると、巨大な学校のセットが現れた。3階建てのモニターとベランダ、昇降台を組み合わせた壮大なものだ。よくネットで見る「私が好きだったグループ、売れてから遠くなっちゃった。」ってこれのことかと思った。僕が今まで行ってきたリーダーズのライブは全部ライブハウスだったので、物理的に遠くなっている。
だけど、それは悪いことじゃない。売れているのは嬉しいし、遠くなってもパフォーマンスは変わらない。むしろ進化していると思った。
今までのリーダーズ(主にSUZUKA)は、観客を巻き込み、ダイブし、かなりロックな、その刹那を生き生きと描写したまさにLive(生きる)だった。
だがアリーナとなればそうはいかないだろう。だからこそ、パフォーマンスに全振りした舞台芸術として前半は完成していた。
この時点で僕は、リーダーズは過去との決別をしようとしているのではないかと思った。しかし違った。
ゲストとコント
今回のライブには、二組のゲストが登場した。H ZETT Mさんと、我武者羅應援團さんだ。この二組はリーダーズ初期から交流がある。
特にH ZETT Mさんの生演奏はすさまじかった。僕の大好きな「恋の遮断機」と「恋ゲバ」を聞けて途轍もなく嬉しかった。
そしてその後に繰り広げられたのが、アメリカンファミリーのコントだ。リーダーズは「恋の遮断機」の前に寸劇をやったりと、コント風味のことはずっとやってきていた。それをレベルアップさせたのが今回だと思う。
僕の先ほどの予想は打ち砕かれた。過去との決別じゃない。成長なんだ。
結局観客も演者
アリーナでは今までのように客席に出るのは難しい。当たり前のことだ。全く期待していない。だがリーダーズはやってくれた。「NAINAINAI」の途中、3階席に乱入したのだ。正直びっくりして、戸惑った。あまりに予想外で最初、どこにいるか分からず探し回った。
そして次の曲、「Pineapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)」で、やり直しが起こった。どうやらスタッフの不手際だったらしいけど、観客に向けられたような煽りは、より一体感を高めた。
今回のアリーナが初めてのライブだ。という人がかなりいた。あまりノリがわからない人も多かったことだろう。でも、このアクシデントのおかげで会場全体がステージになった気がする。
これは授業参観だ。と思った。
アンコール前のラスト曲、つまり舞台としての締めくくりは新曲「Tokyo Calling」だった。新曲で終わり、観客との大合唱。僕は涙を流した。
自分の話になる。学校に馴染めず、教室にいると息苦しくなる。普通の青春を送れていない僕に青春を届けてくれる存在。それが新しい学校のリーダーズなのだ。
そんな世間に馴染めず、まさしくはみ出している人間を救う曲が「Tokyo Calling」だと思う。一度きりの人生なんだから、動こう。
アンコールも終わり、武道館発表で再び涙した帰り道、僕の頭にはまだ一つの疑問が残っていた。
「このライブで、リーダーズが見せたかったものは何だったんだろう。」
言ってしまえば集大成、だけどその一言でカテゴライズしていいのか。ぐるぐるしている頭の中に、一つヒントとなる言葉が浮かんだ。
我武者羅應援團さんの「青春は過去ではない。今だ。」という言葉だ。これがライブ全体のテーマだと思う。
今というのは、過去の積み重ねだ。リーダーズはいくつものライブを経験して、東京体育館に立っていた。その集大成として現れたのが、ダンスであり、歌であり、演出だ。
過去から地続きで繋がる今。今を表す新曲で幕を下ろすことで、僕らは未来を感じることができる。今は未来への中継地点だからだ。
この感覚、何かに例えるとしたら、授業参観なのだろう。僕は子供いないし経験したことないけど。
子供が今まで勉強してきた成果を、今やっている単元で見せてくれる。似ている気がする。
まとめ
約3時間にもわたる大ボリュームのライブ。満腹で帰宅できた。Twitterで出会った人たちにも現実で会えて、一生の思い出になると思った。
この高校生というおでんの大根よりも吸収する時期にリーダーズと出会い、一生好きなままなんだろうなという気がしている。
長文、駄文を読んでくださりありがとうございました。
あとめっちゃ個人的な話ですけど、パイセンの友達が少なすぎるんで、もしよかったらTwitterのリプとかDMで絡んでください!!
武道館は参戦予定です!
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