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童話

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【母の遺作】きつねがひろった ひかるもの

【母の遺作】きつねがひろった ひかるもの

寒い冬の朝。

きつねのコン太は、すの中で、目をさましました。

「うーん、たいくつ!ちょっとさんぽしてこよう」

コン太は、森のほそみちを、とことこ、かけていきました。

(ここを、もう少し行くと、かおる子ちゃんの家のよこにでるぞ)

コン太は、わかれみちの所で、そう思いました。

「そうだ!かおちゃん、もうおきてるかしら?」

かおちゃんは、春になったら一年生になる女の子。コン太とは、森の中で

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