見出し画像

虹ヶ咲2期9話感想/星を追う者

他の媒体でメンバーが全員揃った状況があっても、まだ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は未完成なままな気がしていた。
アニガサキの1期にドはまりして、アニメに魂を縛られた人間になってしまっていたからだ。

――だからだろうか。
自分がいちばん推している虹ヶ咲の媒体で、同好会のメンバーが全員揃ったという状況だけで感無量で涙がでた。

声高らかに、このメンバーが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会なのだと宇宙まで叫びたい気分である。

未来は僕らの手の中

ミア・テイラーは飛び級生をやっているけど、年齢的には14歳。本当だったら天王寺たちよりも1学年下の中学3年生をやっている年頃だ。

ハンバーグのようなジャンクフードが好物で、食べ物に釣られたり――意図的に幼く描かれている場面もあったけども、夢に対しては誰よりも大人な考え方をしていたのが彼女だと思う。

作曲する際に『求められるもの』を優先していたのは過去の挫折、歌姫として期待に応えられなかったことからの反動だった。観客からの期待に応え、楽しんでもらえるようにと。
そして、自分が叶えることができなかった夢を託す人としてランジュをサポートする選択をした。
腐らず、飛び級性になれるほどに努力して、嫉妬もあっただろうに飲み込んで……

今の自分にできることを選択し、前を向いている姿勢は素敵すぎると思うんだ。
本人は卑下していたけど、逃げているワケではなくて、しっかりと少しづつ前進しているのだから。

MVでは子供と大人を往復している感じがあるのが本当に好き。
過去の自分を表現している場面では猫耳パーカーを着て子供っぽい服装をしているけれど、軍服風のドレスはモチーフからしてすっごい大人。
でも、表情はすっごく楽しそうで子供らしい笑顔という……

ミア・テイラーのこのギャップ感にすごい刺されるし、今がピークではなく成長してもっと素敵な女性になっていくんだろうなという感じが本当にすき。

歌姫ドレスとの色の対比もキレイすぎるし、めばち神めっちゃ良い仕事されてて最高すぎた……

パーカーは中山直哉さんのデザインとのことだけど、こちらも最高に良い仕事されてて感嘆しかない……すき。

歌詞の内容は語学力が低すぎて汲み取れなかった。
しかし、公式くんがyoutubeに日本語訳を乗せてくれてる親切仕様だったので内容が理解できてしまい、エモすぎて「うっ」てなりました。

英語だとオサレ感満載なのに、日本語だと歌詞がまっすぐ過ぎるんだ。

捻くれたというか、本心を隠しがちというか、クールに大人に振る舞おうとしている彼女がこれだけ歌で自分を叫んでいるのがたまらなく良い。

尊すぎて脳みそが破壊される現象で死にかけましたよ……

愚民に授けられた叡智

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期 第9話より

アニガサキのセンシティブの基準は本当にわからない。
巨乳キャラの胸元は隠すのに、14歳の少女が裸にパーカーを着ているような表現が許容されるのは何なんだ……

ミアという少女がアメリカ人のため、年齢の割に日本人よりスタイルが良く設定されている(B80・W55・H80)からセーフなのだろうか。
そもそもホットパンツをはいているから恥ずかしくないのでセーフなのだろうか。

グローバルに展開するラブライブでアメリカ出身のキャラ。
お米の国の人たちからの注目度が高くて反響ありそうだけど、ロリには厳しいあっちの人たちの性癖を刺激してそうでちょっとドキドキしている。

ジャパニーズのオタクとしては、ありがたくありがてぇと公式からのエッな画像供給に感謝を捧げながら、それとは別に巨乳に対するデバフは恨んでいきます。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期 第9話より

でも、彼女に関しては年齢の割にスタイル良い描写がたくさんで最高に満足しております。
ミア・テイラーは将来絶対に巨乳。天使天才天王寺は完全に置き去りにして成長していくに違いない。

殴り合い宇宙

ランジュは勝手に期待して裏切られたような構図で、同好会側はランジュの気持ちに勝手な解釈をしてナイフで刺していた印象。
しお子やミアが欠けていたらランジュは心に深い傷を負ってた感もあったけど、結果として二人がいたのでハッピーエンドになって本当に良かった。

『最初は良いけど徐々に人が離れていってしまう』という件は本編の描写をみているとものすごい説得力があって、同好会ならランジュを受け入れられるというのも説得力の塊であった。

ランジュの幼馴染に対する描写に関しては、

ショウ・ランジュと三船栞子は、海外に行っても完全に繋がりがなくなったワケではない。
1話でメッセージのやり取りをしていたように、SNSで繋がっている。

つまりは、幼少期に三船栞子がスクールアイドルに憧れていた時代があったことを知っているハズで。

――スクールアイドルフェスティバルは、みんなの夢を叶える場所。

ランジュがその舞台に立とうと思ったのは、叶わなかった薫子の夢を叶えるためではないのだろうか。
彼女がアイドルとしての自分を見せ、栞子の時計の針を動かしたかったのではないのだろうか。

虹ヶ咲2期7話感想より

以前にこんなことを書いたけど完全に解釈不一致でござった……

実際は『幼馴染と別れた寂しさを栞子はスクールアイドルで埋めたけど、ランジュは寂しさを感じたままであろうことに後ろめたい気持ちがあって伝えることができなかった』のような感じなのであろうか。

ミア・テイラー、三船栞子、ショウ・ランジュの友情ルートに突入した感あってこのあたりの幼馴染の気持ちが掘り下げられることはもうなさそうなので、自分に都合が良いように妄想しておく。

幼馴染が最高だと思えるようにね……

おわりに

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期 第9話より

「ここが、僕が辿り着きたかった場所なのかな」

ハッハァッ! 辿り着いたぜェ! 信念と夢の果て、お宝だらけの新天地によォ! 野郎ども! 錨を降ろせェ! ……ふっふ、ふっはっはっは! ふっはっはっはっはっはァ!!

――マジで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーが全員揃ったことに歯茎が見えるぐらい笑っている。

ここから、ここから本当の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期がはじまるんだわ……

スキ好き。執筆活動の励みになります。