20240326 土砂降り

二日続けて雨。きょうは朝から土砂降り。

先週の母の本。
「老人のライセンス」(村松友視)
「作家の贅沢すぎる時間」(伊集院静)
「髭のそり残し」(芦田淳)
「芸術新潮 2023.4」

村松友視のがよかったらしい。
昔から母は、芦田淳のデザインする服が好きとよく言っていたが、エッセイについては何も言わないということは、文章はいまいちなのかな。

きょうで受けていた仕事のおおよそのめどが付いた。
86歳の男性が、これまでに同人誌や機関誌などに書いた文章を集めて一冊の本として出版する。
100部刷って非売品。
雑文をまとめて本にしたいという年配の方が一定数いる。
どういう心境なのかなと思う。

父も、俳句を本にまとめて香典返しにしたいと言っていたが、亡くなる5年ほど前だったかに俳句自体をやめ、その後いろんなことに対する好奇心や意欲全般を失っていった。
最後まであきらめなかったのは、家の存続についてだったが、それも最後の一年ほど、認知症を発症して言葉を失ってからは何も言わなくなった。というか、何も言えなくなった。