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サウナで描く新たなライフスタイル。-CEO冨田の挫折と挑戦-
こんにちは!HUBSAUNA株式会社のおちあいです。
今回は、「メンバー紹介note」の第1弾です。「メンバー紹介note」は、メンバーそれぞれのストーリーとともに、それぞれがHUBSAUNAでどんな未来を描いているのかをみなさんにお届けします。
その第1弾である今回は、CEOの冨田 翼空(とみた たすく)をご紹介いたします。
大学時代、サウナの魅力に引き込まれ、この体験を多くの人に届けようと起業を決意。今の会社ができるまでの苦労やサウナに込める思いについて迫ります!ぜひ最後までお楽しみください!
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冨田 翼空(とみた たすく):代表取締役
1998年9月20日 新潟県 阿賀野市 水原町 生まれ
2018年新潟大学に入学後、数社でインターンを経験
2021年3月にHUB SAUNA株式会社を創業
趣味はキャンプ、HIPHOP、旅行、サウナなど
HUB SAUNA株式会社とは…
HUB SAUNA株式会社は新潟県に本社を置く、平均年齢23歳のサウナベンチャー企業です。「UPDATE the SAUNA」をMissionに掲げ、旧来のサウナ業界を軽視することなく、今までなかったような商材や、サービスを提供し、次世代のサウナ業界を牽引するような会社を目指しています。
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ただのサッカー少年が起業を志した理由
–本日はよろしくお願いいたします!冨田さんはHUBSAUNA株式会社を大学時代に創業されたとお聞きしましたが、まずは、大学に入るまでの流れを簡単に教えてください!
冨田:新潟県の中でも田舎の方で育ちました。小・中学生のころからサッカーにのめりこみ、高校はその流れでサッカーの強豪校に入学しました。最初の方はこれまで通りサッカーに打ち込んでいたのですが、途中からサッカーがあまり楽しくなくなってきて、監督に怒られながら部活を退部しました笑
何かしらケジメをつけないといけないということで、当時在学していた高校が国立大学に行く人がほとんどいなかったので、国立大学に入ることを決めました。
いざ勉強を始めるのですが、結局現役の時はどの大学にも受からず、親に土下座して浪人をさせてもらいます。その後1年の浪人期間を経て、新潟大学に合格することができました。この時に「何事も一旦学ぶことの重要さ」と、「継続することで能力をある程度の水準までは持っていける感覚」を養うことができたのは大きかったです。
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–冨田さんの吸収力の高さというのは、大学に入る前からだったんですね!その後大学に入り、どのような流れで起業を志したのでしょうか?
冨田:大学に入ってすぐはその辺の大学生と変わらない普通のキャンパスライフを送っていました。ただ、1年生の夏頃に何かの記事を見た拍子に「会社を通して自己表現できそう」と考えていたことはぼんやりと覚えています笑。今思えば、あの時の一瞬の思いつきが今の会社の始まりだったのかもしれません。
ちょうど会社のことを考え始めるタイミングで、新潟大学内のアントレプレナーシップを育成するゼミに所属しました。そのゼミの活動で、学内のビジネスコンテストに出るようになり、起業までの経験値を一気に増やすことになります。また、新潟県自体が起業創業支援に力を入れ始めるタイミングで、SN@P新潟(起業を支援する民間法人)の逸見社長とお会いしたのが最初の一歩でした。
当時は何の会社を立ち上げるかを必死に考え、体調を崩すことも多々ありました。ですが、逸見社長のご紹介で新潟の起業家の方々との接点を持ち始め、そのご縁の中で、当時日本ではほとんど広まっていなかった、テントサウナに招待してもらいました。テントサウナ⇨川⇨地べたで寝る⇨BBQを通し、「地球と一体化する感覚」を初めて味わいました。
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この体験を届けるために会社を作ろうと思ったのがHUB SAUNA株式会社のスタートです。
HUBSAUNA創業と最初の壁
–起業をしてすぐは、どのような事業をされていたのでしょうか?
冨田:起業した後は、起業のきっかけであるテントサウナイベントの開催にフルコミットしていました。テントサウナイベントをしていく中で、海外製のテントサウナ機器には、個人的に改善したい点が多くあったので、貯めていたバイト代を全部注ぎ込みテントサウナの開発を始めます。工場の方とも協力し試作機をいくつか作ってみたりしたんのですが、結果は失敗しました笑
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–テントサウナのイベントは今でも行っていますが、事業の初期には開発まで手掛けていらっしゃったんですね!試作機を作ったものの失敗したとのことですが、そのとき感じたことや、心の内をお聞かせください。」
冨田:自分が本気で取り組んだ事業で、これなら絶対にいける!と自信を持っていたものの、実際にマーケットでは全く通用しなかったという現実を突きつけられたときは、本当に絶望しましたね。自分の努力や情熱が否定されたような気がして、しばらくは何も手につかないほど落ち込みました。特に、失敗に至るまでのプロセスを振り返ると、「もっとこうしておけばよかった」と後悔することも多く、無力感に苛まれる日もありました。
それでも、サウナのことは純粋に好きだったし、サウナを通じて誰かに喜びや感動を与えたいという想いは消えることがなかったんです。この気持ちがあったからこそ、挫折してもなお「もう一度挑戦しよう」と思えたのだと思います。サウナは自分にとって、それだけ特別な存在だったということに気づけた時でもありました!
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挫折からの復帰と新たな事業への挑戦。
–テントサウナ開発が失敗に終わり、その後はどのような挑戦をしたのでしょうか?
冨田:失敗したテントサウナ開発には2年半ほどの時間を投下してしまいました。
3期目に突入し、それでもサウナ事業を諦めきれずに、まずは北欧で本場のサウナを知り、ビジネスアイデアを考えようということで、フィンランドとエストニアに1週間ほど滞在しました。
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当時はサウナブームが少しずつ進行してきており「熱ければ良い」だけでなくなり、サウナ室の足元の冷えやサウナ室内の息苦しさなどの課題を感じている方々が一定数現れるようになりました。
その課題を解決できないかなーとネット検索していたところ、サウナヒーター1台で空気循環までできる「Saunum(サウナム)」というメーカーがエストニアにあると知り、即メールをして現地アポ。
実際にサウナムの本社に赴き、「I love sauna!!!」の1フレーズとDeepLを活用しながら、サウナへの愛をセールスマネージャーにプレゼン。その熱が伝わったのか日本での代理店を任されることになりました。
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この機会を足掛けに、サウナムの紹介で出会った現エストニア法人の代表菱田や弊社のメイン商品である高品質な組み立て式サウナ小屋メーカー「SAUNASELL」、フィンランドの老舗サウナヒーターブランド「VETO」の日本での販売権利を獲得するまでに至ります。
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–そんな体験をされていたんですね!その時に直面した課題や得た教訓はありますか?
冨田:やっぱり言語の壁が相当高かったですね笑。英語は、日常会話レベルはなんとかギリギリ話せるレベルでしかなかったので、本当にどのメーカー様に対しても、サウナへのパッションと日本のお客様に必ず喜んでいただける商品だということを拙い英語で力説していました。今思えば、先方は英語もまともに話せない怪しい男によく代理店を任せてくれたなと思います。パッションは万国共通なのかもしれません笑
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今後の予定と夢
–もう少しで5期目に突入しそうですが、今後はどんなチャレンジをしていきたいですか?
冨田:3期目からサウナヒーターの取扱、4期目からはサウナ小屋の取扱を始めました。今期は私たちが想像しているよりも多くのお客様に恵まれ、会社の売り上げとしても昨対比800%以上の成長をすることができました。
5期目は、弊社のビジョンや商品に共感いただける販売パートナー様を全国に増やしていきたいと考えています。
これまでは自分たちでリスクを取り、しっかりと販売していくことを重要視してきました。自分たちが本当に良いと思った商品が、果たして日本のお客様にも受け入れてもらえるのか。
お客様一人ひとりと真摯に向き合いながら、全国どこでも対応できる体制をさらに強化し、サウナが日常生活の一部として根付くライフスタイルを広めていきたいと考えています。
また、直近では、サウナの詐欺被害のお声も多く弊社にご相談が来ておりますので、より安心してサウナが買える会社・サービスを目指していきたいです。
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–ありがとうございます!最後に冨田さんが想う「HUB SAUNA」の価値を教えてください。
冨田:弊社は、取り扱っている商材や会社のミッションなども全て、「自分たちが考える本質」を追求しています。
サウナ小屋も従来の構造が抱える「サウナ空間でリラックスした姿勢が取れない」「足元が冷える」などの課題を解決するべく、二段ベンチで背もたれがストレートなサウナ小屋を基本スペックとした商品のみを販売してきました。
私たちの価値は、サウナをライフスタイルに浸透させるために、私たち自身が1番のサウナユーザーとなり本質的に必要な機能を兼ね備えた商品やサービスを提供し続けることです。
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おわりに
今回の「メンバー紹介note」では、CEO冨田の挑戦の軌跡とHUBSAUNAの原点をご紹介しました。
失敗や壁に直面しながらも、サウナの可能性を信じ続ける姿勢、いかがだったでしょうか?
次回のメンバー紹介noteでは、また別のメンバーのストーリーから、HUBSAUNAの未来への挑戦をお届けします。ぜひ楽しみにしていてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
会社情報
社名:HUB SAUNA株式会社 (ハブサウナ)
所在地:新潟県新潟市中央区天神1-1 PLAKA 3 2F
代表:冨田 翼空
mail:info@hub-sauna.co.jp
↑プレビューがおかしくなっていますが、こちらからInstagramに飛べますので、ぜひご覧ください!