紹興酒おじさんの晩酌18『紫血と女児紅10年』
これは、天皇誕生日前夜(2月22日)のお話。
僕はその夜、お手伝いしているお店で働いておりました。
来てくれたお客さんは、元々お付き合いのある方々。売り切れ寸前だった広西チワン族自治区の発酵豚バラ肉「酸肉(スワンロウ)」をお目当てにいらっしゃいました。
▼▼▼広西チワン族自治区は、ここです▼▼▼
出典:Google
↓↓↓↓↓前に現地へ行ったときの写真です↓↓↓↓↓↓
▼▼▼酸肉(スワンロウ)とは?▼▼▼
豚肉をもち米や白酒を用いた漬け床で乳酸発酵させたもの。凝縮した酸味と旨味が噛むほどに滲み出てきます。お師さんと広西チワン族自治区を巡ったときに出会って、その場で作り方を教わり、それ以降、毎年お師さんは年一回酸肉を仕込んでいます。
実際に教わっていたときのワンシーン
さて、話を戻します。
この日のお客さんたちからは「他にも広西チワン族自治区の思い出となる料理があれば」とリクエストをいただいておりました。
そしてお師さんが作ったのが、この『紫血(ズーシュエ)』。
名前がすごいですよね。紫の血って。中国にナメック星人が実在していた!?(違
ちなみに、この料理は、僕も現地で一緒に食べました。実際の料理はこちら
見た目はグロテスクですが、美味!!!!!!!!
現地では、パクチ、ミント、ドクダミなどさまざまな香草と唐辛子や生のモツを血で和えてます。臭みは一切無く、クールな香りと唐辛子の辛みがいい塩梅。
日本では、さすがに生の血は使えないということで火が通っているので色味は黒っぽくなっています。ドクダミも入っていませんが、十分ウマー◎◎
酒好きにはたまらないおつまみですね。
合わせた女児紅10年は、シャープな紹興酒。濃厚な紫血には、もっとボディの強いタイプや、まろやかな方が相性良きです◎
昨日は、天皇誕生日、当日。朝一で海へ行ってきて気持ちよかったので写真を貼っておきます。