Zara
ザラによる、ざらにあるはなし。
(写真:直島 Apron Kitchenにて) 日本は瀬戸内海に浮かぶ直島にて、スコーンのおいしい、素敵なあたたかいカフェで朝ごはんをいただきました。 開店間もなかったので、自分たち以外にお客さんはいなくて、ゆるりとした空間。そんな中、ついたテーブルに一枚フライヤーが無造作においてありました。 惹かれたのは、「牧師」という言葉が目に入ったから。この国、この島でも、私が信じるものを共有できる人や場所が存在するのかもしれないとひそかな期待があったから。 フ
(写真: 豊島「ささやきの森」にて) それなりに色んなものが壊れて、日本は瀬戸内海に浮かぶ島々から戻ってきました。 こうやって人は、心の非常口をふさがれていくのだなあ、なんてぼーっと人ごとに思いました。そして、その通せんぼをするのは、意外に身内や近しい人だったりするのです。 ある島の夜、将来や生き方のことを旅の友たちに聞かれ、聞かれたから答えるという受身な対話をしてみたけれど、自分の中でも言葉にできないものがたくさんあるのに、ましてやそれを人に伝えきる