身体能力をアップさせる「締まった体幹」:実例と理屈と作り方【前編】
今回は「体幹部」について。①実例 ②理屈 ③実践 の3つに分け、今回の記事では①を取り扱う。
私が志向するのは
「仏神=空と縁起を体得している かつ 準全能(完全な全能に限りなく近い)であるような存在」
である(仏神思想)。
そこで当然、スポーツにおいては「全スポーツを究め終えている状態」であるにはどうするか、を考えることになる。
これは、具体的に言えば、
全スポーツを究め終えている状態=野球を究め終えている かつ 陸上短距離を究め終えている かつ 陸上長距離を究め終えている かつ サッカーを究め終えている かつ ボディビルを究め終えている かつ 格闘技を究め終えている かつ 水泳を究め終えている かつ 新体操を究め終えている …(以下省略。『〇〇を究め終えている』の『〇〇』には、スポーツという概念が含む全てが含まれる)
を目指す、ということだ。
もちろん、スポーツは「抽象度がゼロで最も低い物理空間における活動」なので、数々の「一見解決不可能に見えるような矛盾」が生じることになるが、それも含めて解決していこうということだ。
「一見解決不可能に見えるような矛盾」とは、例えば、
ボディビルのヘビー級で優勝したのと同日に、ボクシングのフェザー級で世界タイトルを獲得することは、どのように可能か?
などが分かりやすい。
Rという共用空間(=物理的現実世界)には一定の「縛り」があるので、このような矛盾が生じる。
このような矛盾を華麗に霧消させてしまうような「エレガントな解」を導き出すことができれば、それは人類を含むこの宇宙(R)に存在する幾多の生命存在にとって有益なイベントとなりえるだろう。
話が膨らみ過ぎたので元に戻そう。
「全スポーツを究め終えている状態」には当然、「野球を究め終えた状態」も内包されている。
では「野球を究め終えた状態」とは何か?を考えてみると、最低でも
「投走打の能力が極限まで高まった状態=すべての能力が人類史上最高であることはもちろん、宇宙史上最高で空前絶後であり、かつ、原理的にこれ以上高めることができないレベル」
までは行かなくてはならないだろう。それは最低でも、
「チャップマンの球速、ダルビッシュの変化球操作能力、ウサイン・ボルトの脚力、リッキーヘンダーソンの走塁技術、バリーボンズの打撃、イチローのバットコントロール能力…」を合わせたものよりもはるかに上
であるような状態だ。当たり前だが、この領域に到達している野球選手は古今東西ただ一人として存在しない。
さて、そのような「全スポーツを究め終えている状態」「野球を究め終えている状態」を実現するには何が必要かを考えてみると、最低でも必要なのは
「締まった体幹」
であると考えている。ここで、
締まった体幹= 胸郭の引き締め + 横隔膜の引き上げ + 腹横筋の引き締め
を指す。
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