ドアスインガーの天敵投手とは?
「骨盤の動きに対してバットの芯が遅れる」スイングを、私は「ドアスイング」と呼んでいる。
これは、「アウトサイドイン」とほぼ同じ意味だ。
ただ、スイングの選択肢がアウトサイドイン「のみ」になってしまっている打者もいる。こういう打者を「ドアスインガー」と呼んでいる。
ちなみに、「骨盤の動きに対して、バットの芯が素早くついてくる」スイングのことを、「インサイドアウトのスイング」と呼ぶ。要は、「ヘッドの出がいい」スイングのことである。
ドアスインガーの特徴は、
A.スイング時間が長くなりがち
B.バットの芯が、体に対して外→内の軌道で入ってくる
C.バットの芯の出てくる位置が、想像よりも下になる
といったあたりだ。
症状としては、
①特定の球種、特定のコースに対して極端に弱くなる
②打撃練習では打てるのに、試合の投手の球になると打てなくなる
③特定のタイプの投手に対してめっぽう弱くなる
④予測と異なる球が来た時に「とっさの対応」ができない
などが挙げられる。
特に③。
ドアスインガーが苦手とする投手には、共通の特徴がある。
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