なぜ効果的なのか? アメリカ野球スクール御用達、『クイック打ち』の原理・コツ・効果
「クイック打ち」とは何か?
クイック打ちとは?…名前通り、「(合図があったら)できるだけ素早く打つ」ことである。余計なモーションを一切省く。ランナーを背負った投手がクイックをするのと同じ。
以上がクイック打ちの説明だが、やはり言葉よりも動画を観る方が早い。
まずは「クイック打ちの動画」をいくつか観てもらおう。
何となくイメージはつかめただろうか。ご覧の通り、アメリカの野球スクールでは当たり前のように行われているメニューだし、相当重視されているメニューでもある。
クイック打ちには、「捕手側の半身を使って打つ感覚を養う」「軸足の股関節でバットと上体を運ぶ感覚を養う」「筋力を有効活用して打つ感覚を養う」、という大きな目的がある。
現代野球で主流となっている「身体の筋力を有効活用するスイング」を習得するためにはうってつけのメニューなのだ。
私としても、クイック打ちは「バッティング練習の中心メニュー・基本メニュー」にふさわしいと考えている。
クイック打ちを練習するメリット
クイック打ちという練習には、以下のようなメリットがある。
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