「ハム、腸腰筋、胸郭」の関係についてのプラスアルファ①:胸郭とハムの関係、非初動負荷形態の限界、SBLの合理的な強化法
書店のスポーツコーナーに足を運んで、「トレーニング」について書いてある本の背表紙を眺めたり、めぼしい本を適当に何冊か手に取ってみると、たいていは以下のような記述に辿り着く。
アフリカ系・西洋系のアスリートは「ももの裏側の筋肉&広背筋・腸腰筋、インナーマッスル」をしっかり使っている。しかし、日本人アスリートは「ももの前側の筋肉・腹筋・ふくらはぎの筋肉、アウターマッスル」ばかり使っている。だから日本人アスリートは世界で勝てない・世界記録を出せないんだ」
インナーアウターの議論はさておいて(どの筋肉をインナーとするかがかなり曖昧で議論になりにくい)、「ハムを使う(⇄大腿四頭筋を強く使う)」「腸腰筋を使う(⇄腹筋&大腿直筋を強く使う)」「広背筋を使う(腹筋~大胸筋を使う)」というのはスポーツにおいて明暗をはっきりと分けるポイントである。
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