見出し画像

「ハム、腸腰筋、胸郭」の関係についてのプラスアルファ①:胸郭とハムの関係、非初動負荷形態の限界、SBLの合理的な強化法

書店のスポーツコーナーに足を運んで、「トレーニング」について書いてある本の背表紙を眺めたり、めぼしい本を適当に何冊か手に取ってみると、たいていは以下のような記述に辿り着く。

アフリカ系・西洋系のアスリートは「ももの裏側の筋肉&広背筋・腸腰筋、インナーマッスル」をしっかり使っている。しかし、日本人アスリートは「ももの前側の筋肉・腹筋・ふくらはぎの筋肉、アウターマッスル」ばかり使っている。だから日本人アスリートは世界で勝てない・世界記録を出せないんだ」

インナーアウターの議論はさておいて(どの筋肉をインナーとするかがかなり曖昧で議論になりにくい)、「ハムを使う(⇄大腿四頭筋を強く使う)」「腸腰筋を使う(⇄腹筋&大腿直筋を強く使う)」「広背筋を使う(腹筋~大胸筋を使う)」というのはスポーツにおいて明暗をはっきりと分けるポイントである。

ここから先は

6,161字 / 13画像

【こんな方におすすめ】  野球が上手くなりたい人。特に「バッティング・ピッチング・スプリント」につい…

記事読み放題プラン

¥1,500 / 月

スタンダードプラン(読み放題+バッティングアドバイス)

¥2,500 / 月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?