マガジンのカバー画像

クリヤマベースボールアカデミー

対象読者:野球が上手くなりたい人。野球が好きな人。野球を研究している人。
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#プロ野球

野球は「フィジカル・動作・マインド」の3次元でフォームを見ると分かりやすい

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

一流のピッチャーが口にする『かませ』の正体~「感覚的に」じゃなくて、「きちんと」説明できますか?~

ピッチングのために役立つ意識として、 「軸足を<かませ>ると良い球が行く」 というのは経験的によく知られている。 この「かませ」という表現は手塚一志氏によるもので(氏はピッチング・バッティングの始動の際に「かませ→ブラッシング」という表現を用いる)、もっと一般的には「股関節をカチッとはめる」などと言われている。 この「かませ」や「股関節をカチッとはめる感覚」を、 「感覚的に」じゃなくて、「きちんと」(バイオメカニクス的に)説明できますか? ということだ。 ココを

個人的に至高だと思う、MLB「ロールモデル四天王」を紹介する

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

野球で確実に成功したいならコレは必須だ! 自分の成功に確信を持つための「アファメーション・ブック」のススメ

アファメーションとは?アファメーションは、コーチングの核心的技術の一つだ。 簡単に言えば、アファメーションとは

日本人打者と外国人打者の最大の違いは、「軸足の〇〇を上手に使えるかどうか?」にある

いつも前置きが長くなるので、今回は結論からバッサリ書く。 「日本人打者と外国人打者の、バッティングにおけるパワー差」 を生んでいる真の原因は何か?  を、「筋肉の付き方・使い方」という観点から考えよう。 なぜ「パワー差」が生まれるのだろうか? それは、以下の違いによるところが大きい。

【永久保存版】「ただ適当に楽しくやっているだけで打てるようになる目的別ドリル集」を紹介する

今回は難しい説明抜きで!実際にバッティングを指導するときには 「身に付けたい動作は、言葉・動画・ドリルで伝える」 「感覚は道具で伝える」 というのが基本だと思っている。 私は、自分で言うのも何だが、かなりの「理論派」だ。 理論派の人の弱点には「ともすれば頭でっかちな机上の空論に終わりやすい」というものがあり、この月刊マガジンもかなり理論面・理屈の説明に偏っている節がある。もちろん理論的な裏付けをすることは大事だが、実際に指導するときにはやはり「伝わりやすい表現でパッ

【メジャー級強打者の育て方】まず「〇〇を使って、××で、飛ばせる」ようになろう。そこから「△△を活かして、◇◇で、飛ばせる」ようになろう! そのためには□□の改造が必要だ

「普通の日本人打者」が、「メジャーリーガー級の打者」へと成長するためには、たどるべき一定の道筋がある と私は思う。 まずは、記事タイトルの穴埋めから。 日本人打者特有の成長プロセスまず

「理想のスイングの方向性」は、実は科学的に既にハッキリしている…ので、簡単にまとめてみる

「バッティングは難しい」「バッティングに正解はない」とよく言われるが、実は、物理的・バイオメカニクス的に考えれば、「正解の『方向性』」ははっきりしている。今回は、その「方向性」を、まとめてはっきりと示したい。 今回の記事を読めば、「バッティングにおける努力の方向性」をはっきりさせることができる。正解の方向性が分かっていれば、練習やトレーニングの方向性も自ずと明らかになる。 打者のセルフコーチングや、選手へのコーチングに活用してもらいたい。 理想のスイング:「メカニクス」

【GIFアニメで解説】「メジャー式・トップハンド主導型打法」「日本式・体重移動によるスインガー打法」の打者の違いはどこにあるか? 軸足編

一般的には「メジャーリーガーは軸足で回転する」「その場でクルッと回転して打つ」「日本人は移動打法、外国人は回転打法」と言われているが、それは正しいのだろうか? メジャーリーガーの軸足の使い方・日本人の軸足の使い方を説明したGIFアニメーションを作ってみたので、このアニメーションをもとに考えてみる。やや打者の向きが異なることにだけ注意されたい。

なぜ「骨盤前傾・肩甲帯伸展体型」のアスリートが『圧倒的に力学的に有利』だと断言できるのか? を解説する

これまでの記事の中でたびたび、 「骨盤前傾・肩甲帯伸展体型は力学的に圧倒的に有利だ」 「逆に、骨盤後傾・肩甲帯屈曲体型は力学的に&バイオメカニクス的にかなり不利だ」 「日本人アスリートの多くはもともと骨盤後傾・肩甲帯屈曲体型であり、逆に欧米系のアスリートの多くはもともと骨盤前傾・肩甲帯伸展体型である」 「日本人アスリートが欧米系のアスリートと対等以上に勝負するには、まず体型を<骨盤前傾・肩甲帯伸展体型>へと改造する必要がある」 「そのために有効なほぼ唯一の手段が初動

なぜ効果的なのか? アメリカ野球スクール御用達、『クイック打ち』の原理・コツ・効果

「クイック打ち」とは何か?クイック打ちとは?…名前通り、「(合図があったら)できるだけ素早く打つ」ことである。余計なモーションを一切省く。ランナーを背負った投手がクイックをするのと同じ。 以上がクイック打ちの説明だが、やはり言葉よりも動画を観る方が早い。 まずは「クイック打ちの動画」をいくつか観てもらおう。 何となくイメージはつかめただろうか。ご覧の通り、アメリカの野球スクールでは当たり前のように行われているメニューだし、相当重視されているメニューでもある。 クイック

あまりにも曖昧な「インサイドアウトのスイング」という表現の意味とメリットをはっきりさせる

「インサイドアウトのスイング」あるいは「インサイドフロントのスイング」という言葉は、野球の打撃指導で一般的に使われている。 例えば、 「あの選手はドアスイングだから、もっとコンパクトに、インサイドアウトのスイングをさせるべきだ」 「インサイドアウトでバットが振れている」 「両脇を締めて、バットをインサイドアウトに出しなさい」 といった具合だ。 しかし、 「インサイドアウトのスイングとは何ですか、説明できますか」 「インサイドアウトのスイングができると何が良いん

コーチングの技術を使えば、「絶対に誰でもメジャーリーガーになって活躍できる」とすら言える。絶対に夢を諦めてはいけないと断言できる、たった一つの明確な理由

もしも、 「誰でもメジャーリーガーになって活躍できる。むしろ、誰でもメジャーリーガーになって活躍できないほうがおかしい」 という主張を私がするとしたら、「この人は気が狂っているに違いない」と思うだろうか? 「多くの人が挑戦して、たったの一握りしか成功できない狭き門なのに、バカにするのもほどほどにしろ」と思うだろうか? しかし、私からすれば 「むしろ、誰でもメジャーリーガーになって活躍できないほうがおかしい」 とすら思うのである。 もちろん、根拠なしで言っているこ

【月マガ購読者向け限定公開】これ一枚でアッサリわかる! 野球に有利な「骨盤前傾・肩甲帯伸展体型」の図解イラスト

いつも「クリヤマベースボールアカデミー」をお読みいただき、ありがとうございます。 私はいつも、 「骨盤前傾・肩甲帯伸展体型」は、ピッチングでもバッティングでもスプリントでも、力学的&バイオメカニクス的にかなり有利な体型だ。日本人選手が世界で通用するには、まずこの「骨盤前傾・肩甲帯伸展体型」を自然に身に付けることが必要だ と言っています。 日本人選手の多くは(プロでさえ)「骨盤後傾・肩甲帯屈曲体型」の選手が大半で、「日本人選手でも、トレーニングすれば、骨盤前傾・肩甲帯伸