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クリヤマベースボールアカデミー

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#スポーツ

腹圧の抜け/入りとバッティングの重心の左右位置について(まとめ)

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「快感」を軸にして考えると、スポーツ・勉強・芸術・仕事etc.を統合できる

「動作のコツを掴むこと」と「考えがまとまること」は同質のものだろう。どちらも「大きな快感を伴う」という点が同じだ。 動作のコツを掴めると気持ちいいし、こうすれば良いのか!と思考の筋道が定まったときにも快感が生じる。自転車に初めて乗れたときの快感と、それまで分からなかったことが分かったときの快感は同質のものだ…ということである。 スポーツも勉強も難なくこなせる文武両道タイプの人は、無意識的なのかもしれないが、それを知っているのだろう。 この「うまくできると、快感が生じる」とい

世界&日本のトップスプリンターを「胎児の姿勢」の完成度から分析してみる

アスリートのパフォーマンスを測るとき、私は、以下の3つの観点から見るようにしている。 これを、 抽象度の低い順に並べると:フィジカル→動作→マインド 抽象度の高い順に並べると:マインド→動作→フィジカル となる。つまり、肉体レベルの話=フィジカル、機器を使って測定すれば測れるもの=動作、目に見えない高抽象度の情報処理=マインド…というように、抽象度の高低によって分けているのである。 そして、これは陸上に限らず野球の打者・投手でも同じなのだが、こと「フィジカル」面を見る時に

スポーツ万能への近道? 「ピッチング・バッティングと似ている競技動作」が意外に多い

昔から 「どのスポーツでも上手にできる人」 というのは一定数いるもので、自分が思い浮かぶ限りだと小山裕史さん、苫米地英人さん、武井壮さん、新庄剛志さん、赤星憲広さんなどがこれに該当する。 逆に、イチロー氏がさほどバスケ上手でなかったり、走るのは速いのに球技となると一気に能力が下がる陸上部の人(陸上部あるあるらしい)がいたり、「他のスポーツ(ラグビー等)だったら大成したのに」と言われてしまう野球選手がいたりもする。 今回は、この「スポーツ万能な人がいる理由」と、逆に「ス

お股ニキ氏「セイバーメトリクスの落とし穴」読後感

前書き「セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論」は、Twitterをやっている野球関係者ではもはや知らぬ人はいないであろうお股ニキ氏(@omatacom)の処女作にして出世作である。 光文社新書といえば、「知は、現場にある。」という触れ込み通りに、ジャンル不問で各界の有識者たちのナマの言説を次々と新書にしたためるというスタンスを貫く、灰色と灰白色の表紙が目印の有名新書レーベルである。今回はTwitterの古参野球評論家として名高かったお股ニキ氏に白羽の矢

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