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クリヤマベースボールアカデミー

対象読者:野球が上手くなりたい人。野球が好きな人。野球を研究している人。
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#初動負荷トレーニング

私の「野球動作考察歴」と「野球歴」

私の「野球動作考察歴」始まりの手塚理論  小学校五年か六年の時に、「ゲオ富良野店」の書籍コーナーで「手塚一志の上達道場」を見付けて衝動買い。ピッチング編とバッティング編があったが、どちらかといえばバッティング編がお気に入りだった。思えばこれが、「野球動作の理屈」を考え始めたきっかけであった。  手塚さんの書籍はその後も何冊も購入して貪るように読んだ。  他に読んだのは、「ピッチングの正体」「バッティングの正体」「魔球の正体」「骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書」「バッテ

「食事制限なしで身体を引き締める」ためのトレーニング

フィットネス業界・トレーニング業界では、 「痩せるためには、食事制限するか、たくさん運動するかだ。ただし実際には、〇〇カロリー消費するためには×時間のランニングが必要であるから、身体を引き締めたいのなら、食事制限するしかない」 というのが定説である。とはいえ、たくさん食べて動かないのは論外としても、どうにか、 「好きに食べる代わりに、たくさん動く」で何とかならないか? と考えたくなる。それも、高重量のフルスクワットのようなキツいやり方ではなく、なるべく意志の力を使わな

「胎児の姿勢」を基準にして考える:センターが最もよく通った姿勢

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初動負荷トレーニングの負荷設定についてのメモ:身体の質量比から逆算して考える

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身体能力をアップさせる「締まった体幹」:実例と理屈と作り方【中編】

今回は、締まった体幹の「理屈」を説明する。前回記事はこちら。

身体能力をアップさせる「締まった体幹」:実例と理屈と作り方【前編】

今回は「体幹部」について。①実例 ②理屈 ③実践 の3つに分け、今回の記事では①を取り扱う。 私が志向するのは 「仏神=空と縁起を体得している かつ 準全能(完全な全能に限りなく近い)であるような存在」 である(仏神思想)。 そこで当然、スポーツにおいては「全スポーツを究め終えている状態」であるにはどうするか、を考えることになる。 これは、具体的に言えば、 全スポーツを究め終えている状態=野球を究め終えている かつ 陸上短距離を究め終えている かつ 陸上長距離を究

「究極のストレート」を投げるために何をすべきか?

究極のストレート(4シームファストボール)」にはいくつか種類があると私は考えている。 A.「ホップ成分が極めて多く、打者の予測を完全に裏切って伸びてくるストレート」。球速の割に早く感じたり、分かっているのにボールの下を振ってしまうようなストレート。要するに、藤川球児・江川卓・山本昌のような系統 B.純粋に「球速」で優れるストレート。スピードガンの数値が圧倒的に出る。「最速記録」として名誉を得るストレート。要するに、チャップマン・ジョーダンヒックス・大谷翔平のような系統

股関節の筋肉を4グループに分けてみる

今回は、「股関節の筋肉をグループ分け」してみる。

スポーツを究めるための最重要概念「センター」について

私が「スポーツの上達論」を語る時、頻繁に援用するのは以下の3理論 ①初動負荷理論 ②高岡理論 ③苫米地理論 である。 4スタンス理論や手塚理論や鴻江理論など、「〇〇理論」と呼ばれるものがスポーツ界には沢山ある(※自然科学の『理論』に比べると厳密性に乏しい使われ方をしている)が、その中で群を抜いて有効なのは間違いなく上記3つだと私は思っている。 「初動負荷理論・高岡理論・苫米地理論」は、実は、互いに補い合うような関係性にある。ジャンケンのグーチョキパーのようなものだ。

「ハム、腸腰筋、胸郭」の関係についてのプラスアルファ②:ハム・胸郭・腸腰筋・脚の機能

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「ハム、腸腰筋、胸郭」の関係についてのプラスアルファ①:胸郭とハムの関係、非初動負荷形態の限界、SBLの合理的な強化法

書店のスポーツコーナーに足を運んで、「トレーニング」について書いてある本の背表紙を眺めたり、めぼしい本を適当に何冊か手に取ってみると、たいていは以下のような記述に辿り着く。 アフリカ系・西洋系のアスリートは「ももの裏側の筋肉&広背筋・腸腰筋、インナーマッスル」をしっかり使っている。しかし、日本人アスリートは「ももの前側の筋肉・腹筋・ふくらはぎの筋肉、アウターマッスル」ばかり使っている。だから日本人アスリートは世界で勝てない・世界記録を出せないんだ」 インナーアウターの議論

野球でも陸上でも、「ハムストリング」を100%使い切れるアスリートだけが生き残る:ハムをどう使うか?

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「前重心フォーム」の重要性:左打者は軸足重心、右打者は前足重心

野球観戦歴が長い人の中には、 「右打者と左打者のスイングは何となく違う」 「左右反転してみても同じスイングにならない」 「左打者の方が綺麗なスイングをしていることが多い」 「右打者は結構ガチャガチャした打ち方の人が多い」 と感じる人が多いかもしれない。 今回は、「右打者と左打者のスイングの違い」と「『前重心フォーム』とのつながり」を説明する。

「パワー・スピード系競技のアスリートにとって理想的な姿勢・体型」について

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