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クリヤマベースボールアカデミー

対象読者:野球が上手くなりたい人。野球が好きな人。野球を研究している人。
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#野球

私の「野球動作考察歴」と「野球歴」

私の「野球動作考察歴」始まりの手塚理論  小学校五年か六年の時に、「ゲオ富良野店」の書籍コーナーで「手塚一志の上達道場」を見付けて衝動買い。ピッチング編とバッティング編があったが、どちらかといえばバッティング編がお気に入りだった。思えばこれが、「野球動作の理屈」を考え始めたきっかけであった。  手塚さんの書籍はその後も何冊も購入して貪るように読んだ。  他に読んだのは、「ピッチングの正体」「バッティングの正体」「魔球の正体」「骨盤力 アスリートボディの取扱い説明書」「バッテ

プランシェとフロントレバーの意味:日本人がメジャーリーガー的に打つために必要な条件

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野球のロールモデルおすすめ5選手(MLB)

「フィジカル・打撃or投球動作という2面から見て最も参考になる選手」を選んでみた。必ずしも「最強打者・最強投手」ではないことに注意。

腹圧の抜け/入りとバッティングの重心の左右位置について(まとめ)

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「腹圧を入れる・前を短くする」ために最適な2種目

人間にとっての「基準姿勢」は、「前短く、後ろ長い」姿勢である

「快感」を軸にして考えると、スポーツ・勉強・芸術・仕事etc.を統合できる

「動作のコツを掴むこと」と「考えがまとまること」は同質のものだろう。どちらも「大きな快感を伴う」という点が同じだ。 動作のコツを掴めると気持ちいいし、こうすれば良いのか!と思考の筋道が定まったときにも快感が生じる。自転車に初めて乗れたときの快感と、それまで分からなかったことが分かったときの快感は同質のものだ…ということである。 スポーツも勉強も難なくこなせる文武両道タイプの人は、無意識的なのかもしれないが、それを知っているのだろう。 この「うまくできると、快感が生じる」とい

世界&日本のトップスプリンターを「胎児の姿勢」の完成度から分析してみる

アスリートのパフォーマンスを測るとき、私は、以下の3つの観点から見るようにしている。 これを、 抽象度の低い順に並べると:フィジカル→動作→マインド 抽象度の高い順に並べると:マインド→動作→フィジカル となる。つまり、肉体レベルの話=フィジカル、機器を使って測定すれば測れるもの=動作、目に見えない高抽象度の情報処理=マインド…というように、抽象度の高低によって分けているのである。 そして、これは陸上に限らず野球の打者・投手でも同じなのだが、こと「フィジカル」面を見る時に

「手首を返さない・面を返さないバッティング練習」の本質は何か?

先日、「手首を返さない・面を返さないバッティング練習の意味は何か」という質問を頂いたので、それに対する私なりの返事を載せておく。 手首を返さない・面を返さないバッティング練習とは、以下の清宮選手のような打ち方を指す。 今回の記事の要点を簡単に言えば、 にある。

最もシンプルで効果の高いトレーニング×2

まず、人間にとって最も矛盾の少ない姿勢は「胎児の姿勢」であるという前提を置く。胎児の姿勢とは、 である。 胎児の姿勢から、以下のように順々に展開していく。 一応説明を加えておくと、上記の並びは、 という順番である。後ろにあるものほど高度な身体運動である。「歩く・走るよりも先に投げる・打つを覚える子どもがいない」ことからも分かるだろう。 つまり、胎児の姿勢にプラス1要素(外部負荷利用 or 系そのものの質量を負荷として利用)するだけで、効果的なトレーニング種目が得られ

鈴木誠也とマイク・トラウト:どこが似ていて、どこが違うのか

鈴木誠也とマイク・トラウトに共通するもの鈴木誠也選手の特徴は

「うで体・あし体」を生み出しているもの:なぜ左右差が生まれるか、左右差をどう利用すべきか

今回は、「うで体・あし体」について。 私はこの分類(というよりは2つの方向性)にある程度の妥当性を見出している。 詳しくは鴻江先生のご著書を読んで頂くとして、「うで体・あし体を生み出しているもの」「それをどう利用すべきか」について、私の考えを述べる。 ①人間の身体の中は、左右非対称である。具体的には、心臓の形と位置、横隔膜の形状、肝臓の位置、胃の位置、内臓の向きなど。 引用元 (引用元:wikipedia『消化器』)  となれば、アスリートでも非アスリートでも本来

野球は「フィジカル・動作・マインド」の3次元でフォームを見ると分かりやすい

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持ち運び可能な「立位水平ローイングマシン」の制作方法(案)

こんな感じのものを作りたい。 ジムにわざわざ行ってこの種目↓ばかりやるのが面倒臭いので、自宅に作ってしまいたいのである。 動画のマシン(テクノジムのデュアルアジャスタブルプーリー)は、静滑車ではなく動滑車なので、ハンドルを引くのに必要な力が少なくなる&動かす距離が長くなってしまう。また、ジムなので他の人との兼ね合いも出てきてしまう。あまり長く占領はできない。やはり家に一台欲しい。 つくりが単純で、大失敗することも無さそうだから、先に大ざっぱな設計を公開しておく。 今週

トップアスリートの共通項:「広くて厚い背中」と「締まった体幹」

トップアスリート(人類および世界史上のトップクラスという意味でのトップ)に共通しているものの一つが 「広くて厚い背中」と「締まった体幹」 である。