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耳をすませば、流れるなみだ。

ふと気が付けば、無性に観たくなる。

無性に触れたくなる。感じたくなる。

それがスタジオジブリの「耳をすませば」。


無謀にも茨の道のその先を信じて、自ら傷だらけになりながら進んでいく、あのバカがつくほどまっすぐで素直な雫の姿に心動かされ、

夢に向かって邁進し、不器用ながらも想いを寄せる相手との距離を、懸命に縮めようとする聖司の姿にも心動かされ。

聖司がバイオリンを奏で、たどたどしくも雫が歌い始めるところで感情が溢れ出し、そんな二人をふわっとやさしく包み込むように、ナチュラルに演奏に加わる愉快なおじいちゃんたちのうれしそうな笑顔を見て、涙も一緒に溢れ出る。

ささくれだったまだ何者でもない若者たちの背中を、心から優しくも強く後押しする大人たちに尊敬と憧れを抱く。


聖司はストーカーだとか、2人乗りは良くないとか言ってる人もいるみたいだけど、そんな方にはとりあえずそういった目を一旦閉じて、難しいことは置いといて、フラットな気持ちであの世界観を感じてみてほしい。

雫の気持ち
聖司の気持ち
両親の気持ち
姉の気持ち
聖司のおじいちゃんと、そのお仲間たちの気持ち
雫の同級生の気持ち
ムーンの気持ち
バロンの気持ち
昭和から平成へのうつろい

他にもまだあると思う。

感じられるものはこんなにもたくさんある作品だから。



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すい(ふーふーちゃんねる。)
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