農業と労働時間
僕の北海道の知り合いで1年の労働時間が1208時間という方がいます。面積は約50ha。計算すると1時間=24.16haです。
面積縮小すると年間労働時間1000時間切れそうですよね笑
これは北海道だからできるんだ!と言う人もいると思います。北海道の方に聞きましたらアベレージで1haくらいの大きさです。このくらいの大きさは本州にもあるかなと個人的に感じています。
この労働時間をどう感じるかは人次第だと思います。2通りかなと。冬はもう休むんだと考えている人でしたら4月〜11月までと捉えるかもしれません。はたまた普通に年間と捉えるかとしれません。労働基準に従うと1日8時間、土日休みだとして週40時間です。それが4週なので月160時間ですね!実際の月毎の労働時間はもう少し長くはなりますが笑
と考えると年間1208時間は少ないですよね。土地利用型だからなせる技かもしれません。が、これもまた農業の魅力の1つです!
農業と言えば「休みなさそう」と定番のように言われます。やってみると意外に休みがあるんです。おそらく「休みがなさそう」と言われてしまうのは「決まった休みがない」ということかなと僕は感じてます。サラリーマンたちは土日休みだったり自分の希望休で休んだりします。そうすると、家族旅行だったり友達とのご飯だったりフェス等のイベントへの予定を組みやすいです。
しかし、ここの部分をなんとか工夫してできるようにすれば多くの人が求める農業になれると僕は感じてます。何より今は、「人を選ぶ時代ではなく企業が選ばれる時代」です。最低限の人がいなければ産業は成り立ちません(笑)
我が秋田県でも導入しようとしている「週休3日制」もできなくはないと思いますがめちゃめちゃ時間がかかると感じてます。もしかすると、冬の何もしてない時期を含めて計算すると週休3日制になるかもですが笑
そんなこんなんで特に土地利用型はできる可能性が高いと僕は考えてます。あとは植物工場とハウスですね〜
いろんなところで言ってるんですが、休むのが目的ではないんです。試行錯誤して効率化を図り自分たちが休める時間を増やしていきたいんです。そうすると、他のことにも時間を割くことができちゃいます。天候に左右されちゃうのもありますがそこはもう割り切ってやるしかないです笑
だから、雨の日のマニュアルは必須だと思います。迷わなくてもいいし、全部できていたら休日になります。
大企業や今の求められる仕事内容をみると、やっぱり農業は古いです。しかし、逆から見ると改善だらけでチャンスです。当然アナログチックな部分も出てきますが、なんとか現代風に持っていくことができればより興味を持ってくれる人が増えると思います。
ということで「365日働きたい!」と思われるような会社にしていきたい思います。世の働き方改革とは真逆の働き方改革ですね!
ほんとにハマってしまえばできちゃうんじゃないかなーハマるってスゴい楽しいんです。寝ても起きてもそのことばかり考えちゃいます。もしかしたら高校時代の恋愛に似てる感情かもしれませんね!笑