No.24 祈り灯
悲しみにふるえる後ろ姿
小さくつぶやいた
だいじょうぶ
風で消えゆくよう
うつむいた瞳はどこを見てるの
何を感じているの
周りはみんな忙しすぎて
だれもが知らぬふり
傷ついて心が折れてもう
立てなくなっているのに
僕が君の灯りとなろう
この世界の暗闇で
一人きりで悲しまぬよう
寄りそい照らすよ
またそうやって強がって
平気な顔をするんだね
だいじょうぶ
進んでもいいよ
後ろから支えるから
僕が君の路を照らそう
心もとない海原に
漂う小舟が彷徨わぬよう
しっかりと灯すよ
その不安は北風がきっと
吹き消してくれるから
だいじょうぶ
僕は君の灯りとなって
すべてを包むよ
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