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普通列車と温泉の旅 後編

 前回の続き、各駅停車と温泉の旅の最終日です。
行程は、京町温泉 8:05 発 → 吉松→ 人吉 → 吉尾 → 吉尾温泉 → 吉尾 → 八代 → 熊本 → 肥後大津 15:34 着 です。
 昨日は長い行程だったので、温泉に浸かり早めに寝て、すっきりと、目覚めました。大変気持ちのいい朝です。朝日が田の緑を照らし、とても鮮やかです。

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列車は8時過ぎですが、早めに出て、京町温泉街を散策しました。
この京町温泉は、駅中心の狭い範囲に温泉旅館がかたまった小さな
温泉郷です。  吉松行きのキハ47が来ました。

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 乗客は私1人で吉松に到着。

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吉松駅は肥薩線・吉都線の分岐駅です。待合の時間があるので駅横のC55を見学。 

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 吉松からは、肥薩線のハイライトである山岳コースです。特に真幸から先は日本三大車窓に数えられる絶景が見られます。 吉松からの乗客4~5名がキハ40に乗り込みます。

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 真幸(まさき)駅に到着。  スイッチバックなので、運転手さんが2回運転席を変わります。
真幸を出てスイッチバックすると今停車した駅が眼下に小さくなります。

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 ここから日本三大車窓が広がる矢岳越えです。
キハ40がうなりを上げ、高度をどんどん上げていきます。  車窓は、今朝出てきた京町温泉や霧島連山が見えます。

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天気に恵まれ、なんと桜島も遠望できました。

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 肥薩線で最も標高が高い矢岳駅(537m)に到着。 すぐ発車し、大畑(おこば)駅に到着。
  大畑駅は日本で唯一スイッチバックとループを併せ持つ駅で、 しかも難読駅です。

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 名詞でいっぱいの大畑駅を出て人吉到着。

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 今から向かう吉尾温泉は、店など全く無いので、人吉で待合の時間に
弁当とビールを調達します。丁度、駅前のカラクリ人形が動いていました。

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 キハ40に乗り込み、吉尾到着。この駅は前が球磨川で、後ろが山で、そのわずかな路肩にできた駅です。
 ここから徒歩で15分ほどの共同浴場に向かいます。

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 到着しました。 ここは看板など一切なくどう見てもふつうの民家です。私は2回目なのでわかりますが、1回目の時は、探すのに苦労しました

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 入浴料 は¥170 ですが、無人でお釣りがないので ¥200 をかごに入れて、螺旋階段をおります。 最初来たときは、浴室がわからず、螺旋階段の下は倉庫と思っていました。

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ここも貸し切り状態でした。
ぬるめのお湯が歩いてきた足にじわじわ浸みて気持ちいいです。

            ふうー・・・・・極楽です。

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 川風の通る休憩室でお昼にしました。
 風呂に入り、弁当を食べ、ビールを飲み、休憩し、2時間ほど滞在しましたが、結局、誰も来ませんでした。 川音しかしない静かで時間が止まったような空間は、まさに「桃源郷」でした。

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ぼつぼつ帰りの時間です。小さな小さな温泉地を後にし、駅へ向かいます。
  帰りの列車が来ました。

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 球磨川を横目に、八代到着。
八代駅も建て替えられていました。

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 熊本で豊肥線に乗換え肥後大津で旅の終わりです。

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  今回の旅は、3日間九州内のJR普通列車・私鉄が乗り放題の「旅名人の九州満喫きっぷ」を利用しました。

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 2泊3日の行程をまとめました。

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宿泊は、佐伯での誕生日企画と京町温泉の素泊まり民宿で、2泊合計 ¥3,700 という、驚異的な価格でした。    ・・・おわり








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