沖田 英久【植毛医・形成外科医】

大手植毛クリニック時代は、顔出し名前出しNG 【2023年10月〜AGA by Ark…

沖田 英久【植毛医・形成外科医】

大手植毛クリニック時代は、顔出し名前出しNG 【2023年10月〜AGA by Ark clinic 開設】顔出し名前出し解禁|得意手術は刈り上げない自毛植毛|全体バランス重視|高密度、高生着|他院修正|職人気質| 日本形成外科学会形成外科専門医、日本創傷外科学会専門医|植毛匠人

最近の記事

【植毛は単純な足し算ではない】

植毛は、後頭部や側頭部からダメージのない綺麗な株を採取し、気になる部位に移植します。 皮膚の状態や生着に問題がなければ、通常3、4か月後から移植毛が生えてきます。 6か月前後で大分毛が伸び、毛量も増えてきますので実感を伴いやすくなります。 そして、そこからさらに時間が経過すると、移植毛は1本1本太くなっていき、さらにボリューム感が増していきます。 完成形の目安は、術後1年程度です。 植毛をすれば移植毛がプラスとなります。しかし、単純な足し算というわけではありません。

    • 【植毛後のさらなるボリュームアップ!!】

      猛暑ですね〜。日中は風が吹いても、もはや熱風ですね… 熱中症、体調には皆さんくれぐれもお気をつけてください。 最近、「刈り上げない植毛なら沖田先生のところで」とか、「アークの沖田先生のところで話を聞いてみたら?」とか、同業の方からも患者さんをご紹介していただく機会が増え、有り難い限りです。 ありがとうございます!! 今回のテーマは、、 「植毛後のさらなるボリュームアップ!!」 サクッといきたいと思います! 植毛すれば移植毛が生えてきて髪のボリュームは増えます。 (厳密

      • 【なぜ 『刈り上げない植毛』 を勧めるのか?】

        AGA by Ark Clinic(アーククリニック)では、『刈り上げない植毛』に力を入れており、8〜9割の手術をこの方法で行っております。 かつて勤めていたクリニックで植毛の手術に携わらせていただくようになった当時は、9割強が「刈り上げる植毛」でした。 今でも「刈り上げる植毛」の方が、一般的に広く行われています。 当時はまだ機器や採取技術が未成熟だったこともあり、『刈り上げない植毛』は非常にハードルが高い術式でした。 今だから言えますが、、、 「そんな刈り上げないで

        • 植毛 : 丸刈りは、直前に!!

          前回、【刈り上げる植毛:刈り上げた後どうする?】という記事で、植毛における刈り上げの種類などについて書かせていただきました。 お読みいただいた方、ありがとうございました!! その記事の中で、 刈り上げで植毛をする場合に、薄毛の進行具合によっては不自然な髪型になってしまう場合があり、そうした場合にはいっそのこと丸坊主にしてしまった方が、ヘアスタイルとして良いことがあります。 と、植毛における丸刈りについて、述べさせていただきました。 今回は、丸刈りについて、もう少し詳し

        【植毛は単純な足し算ではない】

          【刈り上げる植毛:刈り上げた後どうする?】

          現在主流の植毛は、FUE(Follicular Unit Extraction もしくは Excision)という術式です。FUEは移植する毛髪を採取する際に、従来のメスを用いず、専用の円筒形のパンチを用いて毛包を1株(グラフト)ずつ採取する方法です。 FUEの最大のメリットは?・線状の傷ができない ・痛みが少ない ということであり、多くの人に受け入れられ、世界中で行われている術式です。 植毛は、AGAの影響を受けにくいエリアである後頭部や側頭部から移植毛となる株を採取し

          【刈り上げる植毛:刈り上げた後どうする?】

          【一般的な外科手術と自毛植毛FUEの違い②】

          前回は、外科手術手技という視点で、一般的な外科手術と自毛植毛FUEの違いについて述べてみました。 今回は、看護師という視点でお話をしてみようと思います。 「看護師をイメージしてください」と言われたなら、どんな看護師像をイメージするでしょうか? 外来の看護師でしょうか? それとも病棟の看護師でしょうか? はたまた手術室の看護師でしょうか? 看護師と一括りにいっても、さまざまな業務があります。 (↓  サラっと読んでみてください) 1. 外来の看護師 外来の看護師は、

          【一般的な外科手術と自毛植毛FUEの違い②】

          【 所さん!事件ですよ ” トルコ植毛編 ” 】

          少し前のことですが、「所さん事件ですよ」という番組でトルコ植毛が取り上げられていました(2024年2月15日放送)。 海外での植毛といえば近年トルコ植毛が有名ですよね。 トルコでの植毛が有名になったのは、植毛の歴史が長いというよりも、安く大量に植毛できるという背景があります。 トルコにも上手な先生はおられますが、ただ”ブラックマーケット”と呼ばれている部分もあり注意が必要と言われています。 トルコ植毛については色々と思うところがありますが、この番組のなかで私が一番気になっ

          【 所さん!事件ですよ ” トルコ植毛編 ” 】

          【一般的な外科手術と自毛植毛FUEの違い①】

          手術と聞いて、皆さんはどういった手術を思い浮かべるでしょうか? 胃がん、肺がん、大腸がんの手術? ホクロなどを除去する手術? 脳外科の手術? 産婦人科の手術? これらの外科手術手技には、 ①メスによる切開 ②組織の剥離 ③止血、結紮 ④糸による縫合 というような4つの基本手技が必要です。 FUEとは? 自毛植毛のFUE(Follicular Unit Extraction もしくは Excision)という術式は、移植する毛髪を採取する際に従来のメスを用いず、専用の円筒形

          【一般的な外科手術と自毛植毛FUEの違い①】

          【FUEの後頭部の採取に関して②】

          前回お話した通り、後頭部や側頭部の不均一あるいは過剰な採取のため、採取部が透けてしまっている症例は少なくありません。 しかしながら、一度の手術で、MAXのグラフトを移植して欲しいという方もおられたり、複数回の手術で後ろが透け始めている患者さんで、「もう後ろが透け始めてきているのでこれ以上採取しない方が良いんじゃないですか?」とお伝えしても、「いや、先生、後ろは全然気にならないからどんどんやっちゃってください!!」という患者さんもいらっしゃったりします。 採取部の透け感の感

          【FUEの後頭部の採取に関して②】

          【FUEの後頭部の採取に関して①】

          はじめに自毛植毛は、患者さんご自身の頭髪を、後頭部や側頭部から→前頭部や頭頂部などの希望部位に移植する治療で、要するに「毛包(グラフト)のお引っ越し手術」です。 現在、FUEという「毛穴単位」で株を採取する術式が主に行われています。 当たり前ですが、採取を行えば採取を行なった部位の毛量は減りますので、採取部は透けやすくなります。 植毛は、特に移植部(通常は生え際、前頭部、頭頂部)の結果に目に向きがちです。 しかし、後頭部や側頭部のことを疎かにしてはならないと思うのです。

          【FUEの後頭部の採取に関して①】