<JavaScript>console.logを使った関数の意義
console.logを使った関数の意義
コンソールに表示する機能であるconsole.log。
私が読んでいる書籍では、練習問題で頻繁にconsole.logが出てくる。
関数の練習に入っていたり、オブジェクトの練習で出てきたり。
console.logはプログラム中の変数の値を確認するものと認識していたので、ここで使うの?どういうこと?と脳内「???」だらけ。
(おそらく慣れている人は疑問に思わないことなのだと思う。)
例えば、オブジェクトのコード記載の時、
const person = {
name:"John",
age:17,
greet:function(){console.log("こんにちは");}
}
こんな感じにconsole.logが出てくると、
”console.logは、「こんにちは」という言葉に何か特別な役割を与えるのではないか”
と勘違いしてしまうのだ。
ただ実際は、
”コンソールに「こんにちは」を表示しますよ”
の関数が作ってあるだけのこと。
実務などをしたことがなく、まだ見るがまま学習する入門レベルの私にとっては、混乱する落とし穴だった。
console.logまとめ
最後にconsole.logの役割をまとめる。
・基本的な役割
情報をコンソールに出力するもの。デバッグや動作確認に利用。
・主な用途
1.数値や値の内容を表示
const a = 10;
console.log(a); //コンソールに10と表示
2.関数やオブジェクトの状態を確認
複雑なオブジェクトや関数の返り値などを表示。
const person = { name: "John", age: 17 };
console.log(person); // オブジェクトの内容を表示
3.計算結果や処理の結果を表示
let a = 5;
let b = 3;
console.log(a + b); // コンソールに「8」と表示
4.コードの実行状況を確認
処理がどこまで進んでいるか、又は特定の条件が満たされているかを
調べるために使用
console.log("実行されました");
・特徴
1.コンソールに表示するだけ
出力内容は画面に表示されるが、プログラムの実行には影響しない
つまり、console.log() を削除しても処理結果は変わらない。
開発者ツールでしか見られない。通常のHTMLなどの画面には表示され
ない。
2.戻り値を返さない
戻り値は常にundefind
let result = console.log("Hello"); // "Hello" を表示
console.log(result); // undefined
3.デバッグ用ツール
主にプログラムの動作確認やデバッグのために使われるので、本番環境
(実際にユーザーが使う場面)では表示されないようにするのが一般的。
4.パフォーマンスの悪化リスク
大量のログを出力することにより、ブラウザの動作が遅くなることがある。