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ボスフォラス海峡でクラゲと波に揺れ、そして人の波にのまれた
イスタンブール(前半)3日目(最終日)。前2日で歩き疲れたのと、天気はいいとのことで、ちょっと違うことをしてみようと、フェリーでクルーズををチョイス。Eminönüから1日1便往復6時間でボスフォラス海峡をぐるりとしてくれるフェリーがあるということを知り、行ってみることに。プライベートなフェリーツアーと違いPublicの格安の75TL(イスタンブールカードは使えません)。
行き:Eminonu 10.35 am発→ Besiktas →Uskudar →Kanlica →Sariyer →Rumeli kavagi →Anadolu Kavagi 12.25 pm着
帰り:Anadolu Kavagi 15.00 pm発で逆の道順をジグザグでたどりEminonu 16:40 pm着
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大陸の主流の河川が注ぎ込む黒海は普通の海に比べて塩分が2分の1と少なく、その大量の水はボスフォラス海峡を通って地中海方面へ注ぎ込みます。穏やかに見えても海流は複雑らしいです。
3時間かけてフェリーはゆっくり進み、海を眺め、トルコ茶を飲み、Simitを食べ、他のカップルやファミリー客を眺め、到着。
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Kavagiで過ごす3時間弱はみなさんお決まりのコースらしいです:黒海戦略的位置の城壁跡があったらしく、港からそこまで歩いて30分、丘を登る→海を眺めてお茶→港に戻り魚料理を食べる。
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ボスフォラス海峡って地図でみると細いですが、実際はかなり広〜いところもあるのでした。
帰りの3時間、フェリーの甲板で日光浴+お昼寝しながらEminönüまで戻ってくると。
なんと。
Eminönüがすごいことになっていました。
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この最終日はラマダン明けの4月22日土曜日。公共の乗り物は只、天気も良く気候もようやく暖かく、cm+-eさんも言ってたけど、翌日は大事な祝日でみんなで一斉に外に繰り出した様子。
さすが大都市イスタンブール。こんなに人人人の波を見たのは中国以来です。後ろから前から押され(乱暴な人も多い)、全然ホテルまで帰れません。トラムも全くストップしています。警察の車が無駄にサイレンを鳴らして大騒動。そういう意味もあって、なんか、イスタンブールてやっぱりEUには入れないだろうなあと思います、なんていうか、やっぱり人々の行動、雰囲気、アジアなのです。
この日はもう夕飯にわざわざ人混みにまみれたくなくて近場で済ませました(大事な1食がちょっとイマイチで終わってしまいました)。ホテルの受付のお姉さんが、「今日はお客さんが空港から4時間以上かかったと言って到着された」(まあ当然なのよねの顔)、と言ってましたので、みんな大変だったみたい。
ところで、後で調べたところ、ボスフォラス海峡の*クラゲ大量発生はエコシステムが崩れた問題らしいです。
クラゲを食べる魚(mackerel=さば、sprat=ニシン類の小魚など)をOver fishingで根こそぎとりすぎているせいで、エコシステムが壊れ、クラゲが大量発生しているとのこと。
サバサンドを美味しく食べたので胸が痛みます。
翌日の23日はcm+-eさんのエントリーを読んでいたのこともあり、混んでいることを見越して4時間前からソワソワして空港へ向かいました。十分な時間をとったのに、チェックインのお姉さんが、最後の最後に、
あ、そうそう、あなたたちの飛行機は現在3時間遅れて出発予定です。
申し訳ありませんも、すみませんも、お気の毒にもなく、立ち去ろうとしている私たちの斜め後ろからの声かけでした。
空港内でカフェで時間を潰そうとするとどこもかしこもカフェは満杯、設置してあるベンチ系も満杯。案内板を見上げると軒並みに、どの飛行機も「遅れ」のサイン。これは23日の国民主権の日(こどもの日)でスタッフみんながお休みしているのか、人が多すぎるのか、とにかくイスタンブールどこも全部パンクしているのだとわかりました。
東京→北海道の乗り継ぎの飛行機、完璧なタイミングで予約していたのに、泣く泣くキャンセル、次の便には変更できず、東京で一泊するか、無理に北海道に同日飛ぶか、シャトルバス、リムジン、1泊するならどこ、いくら、札幌から汽車はあるのか、などなどの混乱の中、1時間しか無料で提供してくれない空港wifiがチーン . . . 終了。
イスタンブール、最後まで油断のならないところでした。日本→エディンバラの際にもう3日間のトランジット(後半戦)があるので、雪辱戦を果たしたいと思います。もう1度チャンスをあげよう。
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