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サランラップで包まれて

うちの車庫の掃除をしておりました。家を売ることにしたからです。ふさわしい人が見つかったら紫色の薄いヴェールに包んで、気持ち良く受け取っていただきたくて掃除です。大丈夫、掃除、得意なんです。

車庫

何が忘れられているかわからない禁断の間であった車庫ですが(ビフォー写真撮り忘れ)、だいぶ片付きました。>10年、父親が東京から送ってきたゴルフバッグ(重)、BBQコンロ(段ボールのまま)に4脚のパイプ椅子(何回使ったんだろう)、鍵がなくなったThule ルーフトップ →電話一本でリサイクル屋さんが取りに来てくれる便利な時代です。

ヒュッと声にならないまま息を吸い込んだのはその時。

(閲覧注意)

ヒー 苦しそうに見えるのは私だけなのか

きゃーと言って夫を呼びに . . . いやいやいや、私はヤマバヤシこと山林のオーナー、しかもコウモリ調査までして、意気揚々と記事にあげてなかったっけ? 

↓ (頑張る)

これコウモリ、だよね。

窒息死?

なんでサランラップの中に入っちゃったの?

動いてる? 手が動いてる、息してる、胴体が小さく呼吸と共に動いてる?

ハサミでサランラップを切って窓様にし、ゆっくりと車庫の外へ持って行き、触らないようにして地面へ移動させると、やっぱり生きていました。カサカサ、もそもそ、ウーン。

多分5−6分だと思いますが、ちゃんとシュンと飛んでいきました。冬眠から覚めた模様でした。家に入り夫に報告すると、あ、去年の秋(10月)あのサランラップの中に入ってたコウモリ見たなあ、冬眠するんだなと思ってそのままにしておいたよというので、思わず、サランラップの中で冬眠するなんてよくもそんなこと思ったよね、私は窒息してると思ったしそう思わなかった?と問い詰めてしまいました。

みなさんはコウモリが冬眠するのはご存じでしたか?

ホロカトマム山林の小動物調査(主にクロテン)に関わってくれた森林総合研究所の平川浩文氏が2018年にコテングコウモリが雪の下で冬眠をすることを発表して、大きな話題になりました。後で平川氏に聞いたら、一時期、問い合わせが殺到して時の人だったのだそうです。

雪の中はあり、でもサランラップの中で冬眠するのはあり、でしょうか? しかも夫が見たのは去年の10月で、私が助けてあげた(ウフフ)5月まで7ヶ月と上記発表にある4ヶ月よりも2−3ヶ月は長い。せっかくなので、平川氏にサランラップで冬眠するコウモリ初報告、発表してもいいかどうかメールをしてみたいと思います。

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山林
❤️