オーガニックレモン
香りも、花も、独特な楕円形の形も。間違えようのない酸味も、苦い皮も、白く濁る果汁も、全部大好き。
これはあなたにとっていいものなんですよ、ほらってイタリアのアマルフィの代々続いている年老いた農家さんのシワクチャの手から渡され、ワクワクする感じ。太陽が突き刺さるようなそれでいて日陰はちょっと涼しい、地中海の暑さの中でしかうまく育たない特別な柑橘類。
スーパーマーケットで手に入れることができるレモンは、ワックスそのもののようにそれはもうレモンではなく、レモンに似せた作りもののように完璧で、小さく、人工的なように思う。買っておこうと思って買ったのに、野菜カゴのどこかで何日も放っておかれ、あ、レモンどこだったかなと探されるまで見つからない。
Twitterでたまたま見つけたCrowdFarmingでレモンを購入することができた。家族経営の、良心的で、安全で、どこで作ったのか誰が作ったのか、どんなレモンなのか、知ることのできるそしてオーガニックのレモン。箱で届いた。
一つ一つ形が微妙に違い、凸凹しており、緑がかったもの、黄色の薄いもの、黄色が濃くて丸みが強いものなど箱に17個入っていた。2−3週間は持つと言うけれど、早速2個は半分に切って絞ってそのまま飲む。2個は丸ごと1時間ほど茹でてレモンケーキを作った(いつも作るオレンジアーモンドケーキのレモン版)。そして今日はレモンの皮をおろし金でおろし、オリーブオイルで温め、レモンオイルを作っている (You tubeで見つけた方法)。
このレモンオイルは肌や髪につけて保湿にしたり、レモンを茹でたお水は霧吹きに入れてミストにして使う。色白になると言う噂もあるけれどそれよりも香りを楽しむため、そして本当に皮の白い部分には何か特別なまだ見つかっていない自然のすごい成分があると信じているのです。