イギリスの庭 セカンドチャプター 秋
5月にご近所のお庭を見せてもらった話を書きました。
そのあと、書いたnoteの記事をそのままプリンターでカラープリントして「書いたのよ〜、まあ個人的なブログみたいなものだけどこんな感じでね」と届けに行きました。
7月に入り、ご近所のこの彼女(リンさん)から素敵なデザインのハガキが来ていて、
夏の間、立て続けに週末勤務があったり、洪水があったり、夏休みがあったり、時間があっても天気がイマイチだったり、どうものびのびにしていてすっかり日にちが経ち、ようやく訪ねることができたのは9月に入ってからでした。
「さあさあ、いらっしゃい」とお家に招き入れてくれたリンさん。
棚の上から大事そうに、私がお渡ししたプリントと、その英語訳を出してきたのです。
英語訳!?
言い忘れましたが、noteの記事のプリントアウトをリンさんにお渡しした時には日本語そのまんま、雰囲気だけわかってもらえればいいからと特に英語に訳してお渡ししたわけではなかったのですが、リンさん、なんとそのプリントをしっかり英語訳にしてしっかり隅々まで読まれていたのです。確かに今ハガキを読み返すと確かに読んだと書いてありましたね〜
「わ〜!リンさん、どうやってただのプリントアウトからこれを?」
「話せば長いんだけど . . . 」
(本当にちょっと話が長くて、ちゃんと理解したかどうかちょっと自信がないのですが→)リンさんは定期的に友人のお墓を訪ねている。友人のお墓の周りにやはり野草、花々を育てているから。そのお墓の近くに行きつけのカフェがあり、そのカフェで働く店員さんたち(インターナショナルな若者たちというイメージ?)もみんな顔見知りのお友達。たまたま、このブログのプリントアウトをもらったという話をそのカフェで話したら、妙に盛り上がり、ブログという単語さえ聞いたこともなかったし、もちろん日本語で書かれているしと言ったのに、ぜひそのプリントアウトを持って見せて見せてと言われたので、次の時に持って行った。この若い友人たちは、google translate 機能 (?) を使って読み込み、英語訳をつけて、カラープリントしてくれたのよ!読んでみると実際と違っていたり、誤訳だったり(納屋→Barnとか)しているのがいっぱい見つかって、本当に大笑いしながら読んだのよ! 今まで一度もこんな経験ないから私の宝物よ。
英語訳をつけなかったことを申し訳なく思いながら、しかし、リンさん、ちゃ〜んと書かれたものを読もうをする努力、実行する実力。いやいや、頭が下がります。立派だ。今回はこの記事はちゃんと英語訳にして、しっかりネイティブチェックを入れて(つまりは面倒くさがる夫)お渡ししたいと思います。
と、いうことで
イギリスの庭 第二章 秋
「残念ながら見て欲しかった7月の夏のガーデンはもう終わってしまったの」とリンさん。確かに、ここ数日で気温がぐ〜んと下がってきました。本当に残念すぎる、ちゃんと7月にくれば良かった。
秘密の花園に夜間に出かける機会があるならば、夜にだけ香る花に気づくことができるんですね。昼間だと見逃してしまう控えめな花だけれども、蝶ではなく蛾のためにふわりと香る花。
花々の最盛期は終わっているとはいえ、まだまだたくさん咲いていた
リンさんは ミツバチと花(植物)って電気信号(electric signals/pulses) を使ってコミュニケーションをとるのよ、花粉がたくさんできて、ぜひ来てくださいというメッセージは植物から微細な電気信号が生じてるらしいのよと教えてくれました。
私の一番のお気に入りはシュウメイギク 多年草で開花期は秋 (日本語ではキクがつくけれどもアネモネ科)
10月に入ると日が短く、太陽が低くなるので、リンさんのお庭には太陽が当たらなくなる冬がやってくる。さみしいですか、というと、「そうなの、だだけどね、2月14日は、最初の春の日、太陽が庭に届くようになる日まで待つの。うちは毎年2月14日はお祝いするのよ」と教えてくれました。そういえばスコットランドの2月はまだまだ雪深い北海道と違って一斉にスノードロップスやクロッカスが咲き始める季節だったと写真の何枚も撮っていたことを思い出しました。リンさんの春の庭も綺麗だろうなあ、また春の庭見せてくださいねとお願いしてきました。
さて、これから簡単に英訳して リンさんに届けます。
英語版(リンに届けたもの)
私の英語訳、プリントアウトをカフェに今日持って行ってみんなで楽しく拝見した!と返事が届きました。